ホーム > 全曲レビュー(索引) > ARCH ENEMY

ARCH ENEMY(アーチ・エネミー)

スウェーデン出身の5人組。ジャンルとしてはメロディックデスメタルか、ブルータルヘヴィメタルか。日本での発売元がトイズ・ファクトリーのときは「アーク・エネミー」と表記させていたが、これは明らかに間違った発音。本人たちも当然「アーチ…」と名乗っている。結成時のメンバーはマイケル(G)とクリストファー(G)のアモット兄弟を中心にヨハン・リーヴァ(Vo)、ダニエル・アーランドソン(Dr)という4人。

Spd ★☆☆
Vis ★☆☆

WAGES OF SIN(ウェイジズ・オブ・シン)(4th/2001)

WAGES OF SINジャケット画像

新たに女性ボーカリスト、アンジェラ・ゴソウが加入した4th。一応言っておくが、デス声(グロウル)で歌っている。この声を女性が!?と、初めて聴く人は驚くだろう。聴きなれて、よく聴くと男性と比べてソフトな感じもする。Tシャツが懸賞で当たって、折角だからと思いそのプリントされたCDを買ったが、これがなかなか素晴らしい。速い曲はシンプルにカッコ良く、全体的に重い印象ではあるが、どの曲も変化が多く、飽きない構成になっている。ラジオで数曲聴いていて、デス声だけどカッコ良い曲だなぁとは思っていたのが、正直ここまで良いとは予想外だった。バンドとしても大きく飛躍するきっかけとなった1枚。なお、ベーシストはシャーリー・ダンジェロ。また、再発盤にはボーナストラックが1曲追加されて全12曲収録、輸入盤にはボーナスディスク付きの2枚組になっている。

1-Enemy Within(エネミー・ウィズイン)

イントロからシビレる。ピアノの悲しげな旋律から始まり、ドラムが入り(ドラムのリフと言ってもいいほど印象的)、期待が高まったところで入るギタープレイと展開から何からカッコ良すぎ。スピード感あるメタルチューン。オススメ。 Mld.Spd.

2-Burning Angel(バーニング・エンジェル)

ミドルテンポのヘヴィなナンバー。メロディアスなギターソロが◎。途中で転調があったり、ツインギターが光る部分があったりと聴きどころ沢山。 Spd.

3-Heart Of Darkness(ハート・オブ・ダークネス)

ミドルテンポのヘヴィなナンバーだが変化が多く一定しない。途中から曲調が変わりやや落ち着いた雰囲気に。 Spd.

4-Ravenous(ラヴィナス)

イントロからフックのあるギタープレイが炸裂するスピード感あるアグレッシヴなメタルチューン。途中曲調が変わりスローになる部分も。ソロもカッコ良い。 Spd.

5-Savage Messiah(サヴェージ・メサイア)

暗く重いイントロから始まるスローテンポのヘヴィな1曲。速くなったり遅くなったりと忙しい。後半に曲調が変わり、哀愁のあるギターソロが聴ける。ただ全体としては暗い印象。 Spd.Drk.

6-Dead Bury Their Dead(デッド・ベリー・ゼアー・デッド)

目まぐるしく展開が変わるスピードチューン。ソロの速弾きもカッコ良い。 Spd.

7-Web Of Lies(ウェブ・オブ・ライズ)

間奏のメロディアスなリフが印象的なアップテンポのメタルチューン。転調してスピードが上がるところも。 Spd.

8-The First Deadly Sin(ザ・ファースト・デッドリー・シン)

基本的には速い曲だが、とにかく変化が多く忙しい展開。聴いていて飽きない。 Spd.

9-Behind The Smile(ビハインド・ザ・スマイル)

ミドルテンポでヘヴィでダークなメタルナンバー。それでもギターソロはメロディアス。 Drk.

10-Snow Bound(スノー・バウンド)

これまでの流れとは一線を画すインスト。寂しげな情景が浮かぶ。哀愁のギターサウンド。こういった曲を入れられるのは流石。1分半と短いが、もっと聴いていたくなる。 Mld.

11-Shadows And Dust(シャドウズ・アンド・ダスト)

ミドルテンポで始まるがスピードアップしてスピーディーな曲に。ギターが非常にカッコ良い。 Spd.

ページ先頭に戻る