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EUROPE(ヨーロッパ)
スウェーデン出身5人組。ジャンルは北欧HM/HR。86年発売の3rdアルバム「THE FINAL COUNTDOWN」に収録の同名のシングルが世界的な大ヒットとなった。一般の洋楽ファンや、アメリカでは一発屋として有名なようだが、1st、2ndは特に名曲揃いで、HM/HRファンにそのイメージはない。当時のメンバーはジョーイ・テンペスト(Vo)、ジョン・ノーラム(G)、ジョン・レヴィン(B)、イアン・ホグランド(D)、ミック・ミカエリ(Key)。しかし、3rdアルバム以降はアメリカでの成功を目指すあまり聴く耳のある日本人の求める音楽性とは違う方向に進み、アメリカでも3rdアルバムを超える成功は出来なかった。その後長期休養を経て、2004年に活動を再開。新作も作られたが、期待されたものとは異なる内容にがっかりしたファンも多い。ただライブは往年の名曲が多く聴けることもあり、今となってはそちらの期待が大きい。
Mld ★☆☆
Key ★☆☆
Ter ★☆☆
Vis ★☆☆
Seven Doors Hotel (セヴン・ドアーズ・ホテル) (EUROPE/1983)
デビューアルバムに収録された彼らの代表曲。ザ・北欧メタルともいうべき冷たいキーボードのイントロから疾走感溢れる展開は鳥肌モノ。今でもこういう曲を彼らに求めてしまうが、それは酷か…。 Mld.Spd.Key.
Stormwind (ストームウィンド) (WINGS OF TOMORROW/1984)
アップテンポのハードロックナンバー。タイトルを歌うサビはフックがあって耳に残る。 Mld.
Aphasia (アフェイジア)(WINGS OF TOMORROW/1984)
ミドルテンポのインストゥルメンタル。ソロではテクニカルなギタープレイも聴ける。 Mld.Key.
Dreamer (ドリーマー) (WINGS OF TOMORROW/1984)
スローテンポの感動的なバラード。彼らのバラードは本当に美しい。 Mld.Ter.
Tomorrow (トゥモロウ) (WINGS OF TOMORROW/1984)
美しいメロディのバラードチューン。涙を誘うピアノの旋律がたまらなく美しい。 Mld.Key.Ter.
The Final Countdown (ザ・ファイナル・カウントダウン) (THE FINAL COUNTDOWN/1986)
世界的に大ヒットしたアルバムのタイトルトラック。一般の洋楽ファンからするとヨーロッパと言えばこの曲。日本で有名になったのは当時新日本プロレスの武藤敬司が入場曲として使用したこともあったのでは。今でも様々な所で聴かれる。イントロから流れるキーボードのメロディは非常にキャッチーで耳残る。曲全体はミドルテンポの静かな曲。公式のMVの再生回数は半端ない。 Mld.Key.
Carrie (キャリー) (THE FINAL COUNTDOWN/1986)
ピアノが美しいバラードナンバー。彼らのソングライティングの非凡な才能を感じる。上記と同じ3rdアルバム収録で代表曲の一つ。MVもあり、再生回数はザ・ファイナル・カウントダウンに次ぐ半端なさ。 Mld.Key.Ter.
Ninja (ニンジャ) (THE FINAL COUNTDOWN/1986)
アップテンポのハードロックナンバー。キャッチーなメロディで聴きやすくてカッコ良い。 Mld.Key.
Rock The Night (ロック・ザ・ナイト) (THE FINAL COUNTDOWN/1986)
ミドルテンポのロックチューン。サビはキャッチーで良い曲。3rdアルバムに収録されており、代表曲の一つ。時代を感じさせるMVも製作された。 Mld.
On The Loose (オン・ザ・ルーズ) (THE FINAL COUNTDOWN/1986)
アップテンポでフックのあるサビが耳に残るハードロックナンバー。タイトルを聴いてそのままサビを思い出せる。 Mld.
Superstitious (スーパースティシャス) (OUT OF THIS WORLD/1988)
ポップで明るい雰囲気のロックナンバー。サビはコーラスが印象的で高揚感がある。ただ全編通して明るいかというとそうでもない。 Mld.Bri.