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IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)
イギリス出身5〜6人組。ブリティッシュHM、正統派HM。ヘヴィメタル史を先頭で走ってきた偉大なバンド。NWOBHM(ニュー・ウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)の元祖ともいうべき存在。今も元気に活動中。現在のメンバーはブルース・ディッキンソン(Vo)、スティーヴ・ハリス(B)、デイヴ・マーレイ(G)、エイドリアン・スミス(G)、ヤニック・ガーズ(G)、ニコ・マクブレイン(Dr)という6人。過去に何度もメンバーチェンジはあったが、99年にブルースとエイドリアンが復帰してからはメンバー変更はない。一時期ブルース・デッキンソンからブレイズ・ベイリーに交代した時期があったが、その時代のIRON MAIDENを絶賛する声はあまり聞かない。ブレイズ・ベイリーが悪いのではなく、彼に合った曲を書けないスティーヴ・ハリスが…という声も聞かれる。ただIRON MAIDENはやっぱりブルース・ディッキンソンだろう、というのが多くのファンの評価だろう。
Mld ★☆☆
Voc ★☆☆
アルバムリスト
brave new world
dance of death
The Number Of The Beast (魔力の刻印) (THE NUMBER OF THE BEAST (魔力の刻印)/1982)
同名のアルバムに収録された彼らの代表曲。スピード感のあるメタルチューン。 イントロのリフからカッコ良い。サビはキャッチーで耳に残る。 Mld.Spd.
Run To The Hills (誇り高き戦い) (THE NUMBER OF THE BEAST (魔力の刻印)/1982)
特徴のあるギターメロディから始まるアップテンポのメタルナンバー。サビは高揚感があって盛り上がる。 Mld.
The Trooper (明日なき戦い) (PIECE OF MIND (頭脳改革)/1983)
キャッチーなギタープレイで始まるアップテンポのナンバー。バンドの代表曲の一つ。 Mld.Spd.
Aces High (撃墜王の孤独) (POWERSLAVE/1984)
間違いなく彼らの代表曲で、スピード感のあるメタルチューン。この曲を1番に推すファンは多い(自分も)。とにかくカッコ良いの一言。チルドレンオブボドムやレインエクシードなど数多くのアーティストがカヴァーしていることからも名曲だということが分かる。 Mld.Spd.
2 Minutes To Midnight (悪夢の最終兵器 絶滅2分前) (POWERSLAVE/1984)
サビのコーラスがフックがあってカッコ良いスピード感のあるメタルチューン。 Mld.Spd.
Wasted Years (ウェイステッド・イヤーズ) (SOMEWHERE IN TIME/1986)
イントロのクールなギターメロディが非常にカッコ良いミドルテンポのメタルナンバー。サビはキャッチーな歌メロで耳に残る。 Mld.
Can I Play With Madness (キャン・アイ・プレイ・ウィズ・マッドネス) (SEVENTH SON OF A SEVENTH SON (第7の予言)/1988)
ミドルテンポで明るい雰囲気のメタルナンバー。賛否両論ある曲。ドラムの音がやけに安っぽいが、曲は個人的にはけっこう好き。サビの歌メロはキャッチーで、曲の長さも3分半と聴きやすい1曲。 Bri.
The Evil That Men Do (ジ・イーヴル・ザット・メン・ドゥ) (SEVENTH SON OF A SEVENTH SON (第7の予言)/1988)
スピード感のあるのメタルチューン。サビの歌メロはなかなかキャッチー。 Spd.
Be Quick Or Be Dead (ビー・クイック・オア・ビー・デッド) (FEAR OF THE DARK/1992)
疾走感のあるメタルナンバー。サビのギターメロディは非常に彼ららしい。 Spd.
Fear Of The Dark (フィア・オブ・ザ・ダーク) (FEAR OF THE DARK/1992)
エレキギターのリフから始まるが、その後非常に静かになり、またそこからアグレッシヴなサウンドに展開していく。 アップテンポで聴きやすいメタルナンバー。サビではテンポが落ち着き、キャッチーで耳に残りやすい。7分を超える長めの曲。 Mld.
BRAVE NEW WORLD (ブレイヴ・ニュー・ワールド) (12th/2000)

ブルース・ディッキンソン(Vo)とエイドリアン・スミス(G)が復帰し、トリプルギターの6人編成となった通算12枚目のスタジオアルバム。4分程度の聴きやすい曲もあるが、7分〜9分というプログレのような長い曲もある。ただそういった曲でも途中で変化するなど構成がしっかりしており、そこまでの長さは感じない。サウンドはいかにもアイアン・メイデンというものになっている点は流石。
1-The Wicker Man (ザ・ウィッカー・マン)
キャッチーでいかにもメイデンらしいサウンドのリフで始まるアップテンポのナンバー。ゆっくりとしたテンポになるサビは耳に残りやすい。シングルカットされMVも制作された。 Mld.
2-Ghost Of The Navigator (死界への誘い)
ミドル〜アップテンポのメタルチューン。サビでは一度テンポを落とし、またテンポアップするという構成。後半になるとさらに変化し、疾走感のある部分も。7分弱という長さはあまり感じない。 Mld.Spd.
3-Brave New World (ブレイヴ・ニュー・ワールド)
アルバムタイトルトラック。静かなギターメロディから始まり、途中からギターと歌が入るという展開のミドルテンポの1曲。変化も多く、テンポがよく変わる。サビになるとゆっくりになるというのが続く。サビはなかなかキャッチー。 Mld.
4-Blood Brothers (ブラッド・ブラザーズ)
スローテンポのメタルナンバー。イントロは静かに始まり、サビになると盛り上がっていく。7分を超える。
5-The Mercenary (ザ・マーシネリー)
アップテンポで聴きやすいメタルナンバー。ギターのリフもキャッチーで◎。ソロのギターメロディは非常にメロディアスでカッコ良い。サビになるとテンポが落ちるパターンは改めて聴くと多い。 Mld.Spd.
6-Dream Of Mirrors (ドリーム・オブ・ミラーズ)
9分を超える長尺だが飽きにくい構成になっている。前半はスローで静かな部分がメイン。サビになると多少盛り上がる。後半かなりカッコ良いギターメロディからテンポが速くなる。 Mld.Spd.
7-The Fallen Angel (ザ・フォールン・エンジェル)
いきなりなかなかカッコ良いギタープレイから始まるミドルテンポのメタルナンバー。サビの歌メロはフックがあり耳に残りやすい。 Mld.
8-The Nomad (伝説の遊牧民)
ヘヴィなギターサウンドで始まるミドルテンポの曲。サビになるとテンポが少しゆっくりに。9分強の長い曲。中盤で非常に静かなムードに。
9-Out Of The Silent Planet (アウト・オブ・ザ・サイレント・プラネット)
ミドルテンポのメタルチューン。イントロのギターが個人的にかなり好き。サビのコーラスはキャッチーで◎。 Mld.
10-The Thin Line Between Love & Hate (ザ・シン・ライン・ビトウィーン・ラヴ・アンド・ヘイト)
約8分半の長尺のメタルナンバー。全体的にはスロー〜ミドルテンポのナンバー。 中盤から後半にかけて曲調が変わり、非常に静かな雰囲気の部分がある。
DANCE OF DEATH (死の舞踏) (13th/2003)

通算13枚目のスタジオアルバム。前作よりも聴きやすくキャッチーな曲が多い印象。短めでコマーシャル性のあるメロディの曲が多い。サビでテンポが遅くなる、という前作にやたらと多かったパターンもあまり見られない。速めの曲はそのままの勢いで聴けるのは個人的には好き。ジャケットデザインはちょっと安っぽいCGでイマイチ。アルバムの邦題は「死の舞踏」とそのまま。
1-Wildest Dreams (ワイルデスト・ドリームス)
アップテンポでキャッチーなメタルチューン。とても聴きやすい1曲でMVも制作された。ただオールCGでメンバーに似せたキャラクターは今見るとちょっと安っぽい。その安っぽさがちょっと微笑ましくも感じる。 Mld.Spd.
2-Rainmaker (レインメーカー)
イントロのメロディアスなギターが非常にフックがあってカッコ良いアップテンポの1曲。ただ、そのギターメロディが聴けるのがイントロとアウトロのみというのは構成上残念。歌メロもキャッチーで良い。アルバムのリーダートラックでMVも制作されたが、現在オフィシャルチャンネルにはその映像は無く、音源のみなのはなぜ…。 Mld.
3-No More Lies (ノー・モア・ライズ)
静かな雰囲気で始まり、そこに入ってくるギターメロディはなかなか良い。サビは盛り上がりがあり、フックもあって◎。約7分半と長めの曲。 Mld.
4-Montsegur (モンセギュール)
アップテンポのメタルチューン。サビはフックのある歌メロになっていて◎。高揚感を感じる部分もある。 Mld.
5-Dance Of Death (死の舞踏)
アルバムタイトルトラックで8分半を超える大作。スローで静かなムードで始まる。途中で曲調が変わり、ミドル〜アップテンポのメタルナンバーに。
6-Gates Of Tomorrow (ゲイツ・オブ・トゥモロー)
キャッチーなギターのリフから始まるアップテンポのメタルナンバー。明るめの雰囲気。適度なスピード感もある。サビの歌メロや、ギターメロディもキャッチーでなかなか良い。 Mld.Spd.
7-New Frontier (ニュー・フロンティア)
こちらもまずまずスピード感のあるメタルチューン。サビは盛り上がるタイプではないが、クールでカッコ良い。イントロやソロのギタープレイはかなりカッコ良い。かなりオススメの1曲。 Mld.Spd.
8-Paschendale (パッシェンデール)
スロー〜ミドルテンポの曲。8分半を超える長編。変化も多く飽きさせない構成になっている。中盤サヴァタージっぽい部分も。ギターソロはけっこうテクニカル。
9-Face In The Sand (フェイス・イン・ザ・サンド)
スロー〜ミドルテンポのメタルチューン。イントロは静かな雰囲気で少しずつ盛り上がっていく。
10-Age Of Innocence (エイジ・オブ・イノセンス)
ミドルテンポのヘヴィなナンバー。サビの歌メロには多少の明るさも感じる。テクニカルなギターソロも聴ける。
11-Journeyman (ジャーニーマン)
哀愁も感じる寂しげなメロディで始まるスローテンポの1曲。バイオリンのサウンドも良い雰囲気を出している。サビの歌メロもなかなか良い。約7分という長さはあまり感じない。 Mld.Key.