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加古隆(かこ・たかし)
47年生まれの作曲家・ピアニスト。NHKのドキュメンタリー番組のテーマ曲や映画音楽などを手掛けており、通算では50以上の作品を発表している。ここではヒーリングに分類したが、明るく穏やかな心休まるタイプの癒しではなく、落ち込んだときに、とことんその感情に向き合って、悲しい気持ちになる音楽。(個人的な感想を大いに含んでいる)
Scene 映像音楽作品集 1992-2001 (Best/2004)

TV番組、映画、CMなどで使用された曲を集めたアルバム。作品を通して独特な寂しさが漂う。静かな気持ちになれる。ただし、ひどく落ち込んでいるときに聴くと、余計に沈んでしまうかも・・・。聴き時を誤らないように。
大河の一滴
映画「大河の一滴」のメインテーマ曲。何とも寂しげなピアノが特徴。後半にはオーケストラの壮大な雰囲気も。
黄昏のワルツ
NHK「にんげんドキュメント」テーマ曲。バイオリンやチェロなどの弦楽器の音色が印象的で、
やはり非常に悲しい雰囲気だが、ピアノが入ってくる部分になるとかすかな希望が見えるように感じる。
青の地平
NHK「ドキュメントにっぽん」テーマ曲。序盤と終盤はピアノで、中盤は弦楽器がメインのメロディを奏でる。
これも非常に寂しげな曲。
パリは燃えているか
NHKスペシャル「映像の世紀」テーマ曲。ピアノのメロディがあまりにも印象的な彼の代表曲。
これもまた寂しい雰囲気。徐々に盛り上がりオーケストラの壮大な音楽に。
ジブラルタルの風
カネボウ「デナリ」CF曲。緊迫感が漂う雰囲気の曲。震えるような独特の音色のサウンドが特徴。