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NOCTURNAL RITES(ノクターナル・ライツ)
スウェーデン出身5人組。ジャンルはメロディックメタルが妥当か。8thアルバム発売時のメンバーはジョニー・リンドクヴィスト(Vo)、ニルス・ノーベリ(G)、フレドリック・マンベリ(G)、ニルス・エリクソン(B)、オーヴェ・リンドヴァル(Dr)という5人。
Mld ★☆☆
Key ★☆☆
Voc ★☆☆
THE 8TH SIN (第八の罪) (8th/2007)

初期の代表作から比較するとスピードチューンは少なく、ギターのリフがヘヴィなミドルテンポの曲が多い。ただ、随所に効果的なキーボードの音色が織り交ぜられており、良いアクセントになっている。メロディはしっかりと練られており、聴きやすく耳に残るものが多い。彼らに速さを求める人には物足りないかもしれないが、じっくりと聴き込むと良いメロディが随所に散りばめられており、非常に良い作品であることは自信を持って言える。ボーカルのジョニー・リンドクヴィストは本当に上手い。
1-Call Out To The World (コール・アウト・トゥ・ザ・ワールド)
スピードチューンというほどではないが、アップテンポで聴きやすい曲。サビのメロディはフックがあり耳に残る。ギターのリフはヘヴィだが、キーボードが良いアクセントになっている。1曲目に相応しい。 Mld.Spd.Key.
2-Never Again (ネヴァー・アゲイン)
ギターがヘヴィなミドルテンポの曲。これもキーボードが効果的。 Mld.Key.
3-Not The Only (ノット・ジ・オンリー)
スローテンポのメタルナンバー。若干地味だが流れとメリハリができて良い。曲は悪くない。 Key.
4-Tell Me (テル・ミー)
サウンドはヘヴィだが、キャッチーなメロディが印象的なミドルテンポチューン。聴きやすい。 Mld.Key.
5-Not Like You (ノット・ライク・ユー)
アップテンポでメロディラインが良い。バスドラドコドコも一部あり。キーボードがバックで控えめながら良い味を出している。 Mld.Spd.
6-Leave Me Alone (リーヴ・ミー・アローン)
こちらもボーカルのメロディラインが良いミドルテンポチューン。イントロの冷たいキーボードからの流れは個人的に好き。 Mld.Key.
7-Till I Come Alive (ティル・アイ・カム・アライヴ)
北欧の冷たい雰囲気が漂うスローな曲。地味めな一曲。 Key.
8-Strong Enough (ストロング・イナフ)
ミドルテンポのメタルナンバーで、サビのメロディはキャッチー。ギターは相変わらずヘヴィで、モダンなサウンドという印象。 Mld.
9-Me (ミー)
ピアノ伴奏のみの悲しげなスローバラード。ジョニー・リンドクヴィストの歌唱力が光る。女性ボーカルが参加しており、終盤で二人のコーラスも聴ける。 Mld.Key.
10-Coming Home (カミング・ホーム)
日本盤ボーナストラックのスローチューン。ヘヴィなサウンドは作品通してだが、いまひとつ曲が弱く、かなり地味なボーナストラック。
11-Pain & Pleasure (ペイン・アンド・プレジャー)
キーボードが良いアクセントになっている。メロディも悪くない。ミドルテンポで暗めな印象なのは作品通して。 Key.
12-Fools Parade (フールズ・パレード)
北欧の空気感なのか、不思議な雰囲気が漂う短めのインストゥルメンタル。作品のエピローグ的存在。 Key.