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GALNERYUS(ガルネリウス)

ギターのSyuを中心に結成された日本の5人組。現在のヴォーカリストは2代目で、「You're the only...」のヒットシングルで有名となった小野正利(バンドでは「Masatoshi"sho"ono」と名義されている)が務めている。一般的には超高音で歌う一発屋シンガーのように思っている方が多いかもしれないが、メタルファンからするとそんなことは全く無い。Syuはクールなイケメンに見えるが、大阪出身だけあってMCではよく喋り、なかなか面白いトークを展開する。

Mld ★★☆
Spd ★★☆
Key ★☆☆
Cla ★☆☆
Voc ★★☆
Vis ★☆☆

アルバムリスト

angel of salvation
vetelgyus
under the force of courage
ultimate sacrifice

ライブレポート

ANGEL OF SALVATION (エンジェル・オブ・サルヴェイション) (8th/2012)

ANGEL OF SALVATIONジャケット画像

過去のアルバムは未聴なのだが、スピード感のあるナンバーが多い印象。日本のメタルはちょっと…と敬遠している人(私もその一人)がいれば、それはあまりにも勿体無い。正統派にも通じる上質なメロディックスピードメタルが展開されており、曲によってはネオクラシカルの要素も強い。因みに、BURRN!誌の人気投票で軒並み上位にランクインしていたのは嬉しさよりも正直驚いた(Syuはソングライター部門1位!この作品の充実度からすれば納得)。今の日本のメタルシーンを背負って立っているのは彼らといっても過言ではない。

1-Reach To The Sky (リーチ・トゥ・ザ・スカイ)

期待感高まるイントロダクション(インスト)。壮大なスケール感を感じる。個人的にはたまらない雰囲気。 Mld.Cla.

2-The Promised Flag (ザ・プロミスド・フラッグ)

1曲目から続く全編英語の歌詞の疾走ナンバー。この流れは定番とはいえ、やはり良い。 キーボードソロもあり、華やかさがある。アルバムの幕を開ける曲としてぴったり。 Mld.Spd.Key.

3-Temptation Through The Night (テンプテイション・スルー・ザ・ナイト)

こちらは全編日本語で歌い上げるスピードチューン。随所でキーボードが良い味付けをしている。キーボードソロの後の展開が最高。相変わらず歌メロが良い。 Mld.Spd.Key.

4-Lonely As A Stranger (ロンリー・アズ・ア・ストレンジャー)

ゴリゴリとしたへヴィなギターがカッコ良いアップテンポチューン。英詞。どちらかというとダークな部類だが、メロディの充実振りは素晴らしい。オルガンの音色も効果的に使われている。 Mld.Spd.Key.

5-Stand Up For The Right (スタンド・アップ・フォー・ザ・ライト)

こちらもへヴィな印象のアップテンポナンバー。英詞。さりげないキーボードが◎。 間奏部分はユニーク。 Mld.Key.

6-Hunting For Your Dream (ハンティング・フォー・ユア・ドリーム)

アニメ「HUNTER×HUNTER」の第2弾のエンディングテーマ。はっきり言ってそれ以降のエンディングがジャンルごとガラッとが変わってしまい残念極まりない。私自身そのときに初めて彼らの曲を聴いたが、一発でやられてしまった。それぐらいの曲。日本詞。非常にキャッチーなメロディで、思わず口ずさむこと間違いない。MVも製作された。因みにアニメのオープニング曲「Departure!」はガルネリウス名義ではなく(そのためアルバム未収録で、当曲のシングルには収録)、ヴォーカルの小野正利名義のポップな仕上がりだが、ライヴではバンドとしてメタルアレンジしたヴァージョンを聴ける。 Mld.Spd.

7-Lament (ラメント)

メロディの良さはアルバムの中でも随一の疾走曲。日本語歌詞。 Mld.Spd.Key.

8-Infinity (インフィニティ)

英詞のアップテンポナンバー。リズムを刻むキーボードサウンドがカッコイイ。 Mld.Spd.Key.

9-Angel Of Salvation (エンジェル・オブ・サルヴェイション)

15分近くある大作。アルバムタイトルトラックだけあって内容の充実度は高く、当然ながらダラダラと続く15分ではない。壮大なオーケストレーションで始まる。スピード感があり、高揚感もある。今更言うまでもないが、メロディも良い。歌詞は日本語。ライヴではエンディングを飾っていた。ただ、大好きな曲ではあるが、ライヴでは正直聴いていてやや疲れてしまった。あまりにも終盤でのリピートが延々と続いたため、「これ、いつ終わるの」と…。それが良かったというファンもいたとは思うが。因みにMVもあるが、ショートヴァージョンになっている。(それでも7分以上あるが) Mld.Spd.Key.Cla.

10-Longing (ロンギング)

前の曲のメロディを落ち着いた雰囲気で奏でたインストゥルメンタルで、アルバムのエンディングを飾る。 Mld.Key.

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VETELGYUS (ヴェテルギウス) (9th/2014)

VETELGYUSジャケット画像

新作としては2年ぶりのスタジオアルバム。アルバムタイトルはオリオン座の恒星であるベテルギウス(Betelgeuse)を変えた造語。楽曲のバランス・バリエーションの豊富さでは前作を上回る印象。個人的には一番お気に入りのアルバムで、キラーチューンが多数。なお前作は約15分という大作があったが、今作にはない。1曲が6〜7分くらいの長めの曲が多いが、もちろん退屈な展開は皆無。歌詞は英語が3曲のみで、6曲が日本語と前作に比べて多め。インストが3曲というのは多いようにも感じられるが、1曲はオープニング、1曲はエンディング、そしてもう1曲だけが、がっつり長尺のインストと、考えてみると特別多くもない。作曲はほとんどがSyu、作詞はSyuかSHOこと小野正利で、それ以外のメンバーが関わった曲はレビューに書いたので参考にしていただきたい。初回盤の特典ブルーレイディスクには2014年4月にZepp Tokyoで行われたライヴ映像が収録されており、曲数は11曲と通常盤に約800円プラスするだけで観られるものとしてはかなりお得。ただし、ケースの形状は使いづらい。個人的にはブックレットも要らないかな…。女性ファンは嬉しいかもしれないが。

1-Redstar Rising (レッドスター・ライジング)

前作と同じ流れの短めのインスト。アルバム全体のプロローグというべき曲で、時間は1分半。期待高まる展開。2曲目とは一瞬ブランクがあるが、ほぼ繋がっている。 Mld.Key.Cla.

2-Endless Story (エンドレス・ストーリー)

待ってました!という疾走曲。オープニングナンバーとして相応しいメタルナンバー。そして何より歌メロも◎。日本詞で覚えやすいのも良い。「ジャン!ジャン!」というキーボードも個人的にお気に入り。キーボードとギターのユニゾンもカッコ良い。 Mld.Spd.Key.Cla.

3-There's No Escape (ゼアズ・ノー・エスケイプ)

彼らとしては珍しいタイプの暗めな雰囲気のヘヴィなナンバー。ミドル〜アップテンポで、機械的なキーボードサウンドもAMARANTHEに近いものを感じる。ビデオクリップが制作された。日本詞。 Mld.Key.

4-Ultimatum (ウルティメイタム)

前曲にも通じる機械的なキーボードが前面に出ているアップテンポナンバー。サビは高揚感があり、明るい雰囲気を感じたが、歌詞は意外と別れを歌っている。お前にはもうウンザリだ、という風に捉えればいいのだろうか。重い雰囲気ではない。歌詞は英語。キーボードソロが◎。 Mld.Spd.Key.Bri.

5-Enemy To Injustice (エネミー・トゥ・インジャスティス)

様式美色の強いアップテンポのメタルナンバー。英詞で、良い意味でアニメに使えそうな内容。タイトルのENEMYだけを見ると勘違いしそうだが、それに続くINJUSTICEの意味を考えると単純に不公平(不正)の敵=正義と読める。勇ましい印象の詞で、曲自体もシンプルにカッコ良い。歌メロも◎。キーボードが前面に出ており、ソロもカッコ良い。女声コーラスも効果的。7分半に近い長尺だが、その長さは全く感じない。個人的にはアルバムで1番お気に入りかも。ドラムが心地良い。作曲はYUHKI、作詞はSHOとTAKAが担当。 Mld.Spd.Key.Cla.

6-The Judgementday (vetelgyus mix) (ザ・ジャッジメントデイ ヴェテルギウス・ミックス)

2013年のツアー時に配布されたCDに収録されたナンバー。オリジナルは未聴だが、イントロの部分が追加されたようだ。期待高まる壮大な流れは非常に効果的で、おそらくオリジナルよりも洗練されたヴァージョンになっているだろう。静かに始まり、キーボード全開で激しくなるという、王道とも言える展開は個人的にもたまらない最高の流れ。日本詞。特典のブルーレイディスクにはこのヴァージョンのライヴ映像も収録されている。 Mld.Spd.Key.Cla.

7-Vetelgyus (ヴェテルギウス)

アルバムタイトルトラックでインストゥルメンタル。変化が多く、テクニカル。8分を超える長尺だが、もちろん飽きさせない展開。基本はアップテンポ。インストだが、クワイアが効果的に使われている。後半に民族音楽風の部分があるのも良い。 Mld.Spd.Key.

8-Attitude To Life (アティチュード・トゥ・ライフ)

シングルカットされたロックバラード。アニメ「曇天に笑う」のエンディングテーマとして書かれた曲。日本詞。ピアノが印象的で、歌メロも良い。ギターソロはテクニカル。 Mld.Key.

9-Secret Love (シークレット・ラヴ)

イントロからタイトルのフレーズを歌っているので分かりやすい。キャッチーで耳に残りやすいメロディーで聴きやすいアップテンポナンバー。歌メロと共にキーボードのメロディも◎。作曲はYUHKIで、ディスコっぽい曲をと言われて作ったらしい。リズムやビートという点で、ということらしいが、聴いていてそれっぽいとは感じなかった。良い意味で。 Mld.Key.

10-The Guide (ザ・ガイド)

作詞はベーシストのTAKAで、英詞。アグレッシヴなスピードメタルナンバーで、曲の面でもベースの目立つ部分があり、TAKAの貢献度の高い1曲。女声のクワイアから始まるのもクールでカッコいい。 Mld.Spd.Key.

11-I Wish (アイ・ウィッシュ)

アルバム本編の最後を飾る歌で、正統派とも言える疾走曲。メロディの良さが際立っており、歌メロ、ギターのメロディ共に素晴らしい。キーボードのキラキラ具合も◎。アルバムのキラーチューンの一つ。日本詞。 Mld.Spd.Key.

12-The Voyage (ザ・ヴォヤージ)

前作に続きアルバムのエンディングを飾るしっとりとした雰囲気のスローテンポのインストゥルメンタル。ピアノのサウンドも相まって寂しさ漂うムード。 Mld.Key.

Bonus Disc(Blu-ray)

1.The Judgement Day
2.Lonely As A Stranger
3.Winning The Honor
4.Future Never Dies
5.絆
6.Hall Of Shame
7.Shiver
8.Alone
9.Can't Live Without You
10.Bash Out!
11.The Promised Flag

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UNDER THE FORCE OF COURAGE (アンダー・ザ・フォース・オブ・カレッジ) (10th/2015)

UNDER THE FORCE OF COURAGEジャケット画像

記念すべき通算10作目のスタジオアルバムであり、初のコンセプトアルバム。前作発売後から匂わせていた部分はあったが、その通りの作品を発表した。ただ、個人的に一つ安心したのは1曲で30分近い超大作がなかったこと(そういう構想はあった模様)。最後の(ほぼ)アルバムタイトルトラックは15分近い大作ではあるが、「ANGEL OF SALVATION」と同じくらい。コンセプト作品らしく、間を置かずに曲間を繋げたり、長尺の曲が多かったりという面はあるが、ここ最近の作品が気に入っているというファンなら間違いなく買いだろう。各曲の完成度は高く、SyuがBURRN!誌の読者人気投票で最優秀ソングライター部門でチャンピオンに輝くのも納得の出来。最近流行りの、と言ってしまうと語弊があるかもしれないが、グロウルを取り入れて(小野正利自身の声ではないと思う)いるのは新しい試みで良いと思う。ただ、長い曲が多い影響もあって、全9曲でオープニング2曲はインストということを考えると少し物足りなさも感じてしまう。そして、これには触れずにはいられない問題。このアートワークはどうにかならなかったのか…。前2作が良かっただけに余計に「なぜだ」と思わずにはいられない。通算10作目ということで、あえて初期の作品を思い出させるようなものにしたのか。ただ、ジャケットデザインこそアレだが、内容は確かなので一聴の価値は十分にあることは最後に付け加えておく。因みにストーリーについては一切触れていないので、気になる方は是非ご自身で確かめていただきたい。

1-PREMONITION (プリモニション)

アコースティックギターがメインの静かなインスト。アルバム全体のイントロダクションという意味合いが強い。終盤に曲調が変化し、英語のナレーションが入り盛り上がったところで次の曲へと流れる。ただ音は繋がっていない。 Mld.Cla.

2-THE TIME BEFORE DAWN (ザ・タイム・ビフォアー・ドーン)

ミドル〜アップテンポのインスト。彼ららしい良いメロディが聴ける。 Mld.Key.

3-RAISE MY SWORD (レイズ・マイ・ソード)

前曲からほぼ繋がっている実質のオープニングトラックかつリーダートラックのスピードメタルナンバー。ギターがやはりカッコ良い。一瞬無音になる間がクールで良い。メロディラインもガルネリウス節全開といったところ。日本語詞。 Mld.Spd.Key.

4-THE VOICE OF GRIEVOUS CRY (ザ・ヴォイス・オブ・グリーヴァス・クライ)

前曲からほとんど繋がった形で始まる、こちらも疾走感あふれる1曲。細かな変化が多い。英語詞。 Mld.Spd.Key.

5-RAIN OF TEARS (レイン・オブ・ティアーズ)

8分半の長尺で5つの章(?)に区切られている。静かなバラード調の1章から、2章で大きく曲調が変化する。4章ではグロウルからクリーンボイスへと変わる流れが非常にカッコ良い。個人的にはここが一番好き。英語詞。作曲はYUHKIで、作詞でもメインはYUHKIが担当しているようだ。 Mld.Spd.Key.

6-REWARD FOR BETRAYAL (リワード・フォー・ビトレイヤル)

ミドル〜アップテンポのメタルナンバー。不気味というか怪しげな雰囲気の持った曲。ただ暗いわけではなく、サビではしっかりと盛り上がる。詞は日本語と英語半分ずつくらい。 Mld.

7-SOUL OF THE FIELD (ソウル・オブ・ザ・フィールド)

勇ましいイントロから始まるスピーディなネオクラシカルメタルナンバー。個人的にこういうのが好き。グロウルの部分もあり。高揚感のあるサビも良い。終盤のちょっとした変化も面白い。前曲と同じく詞は日本語と英語半々。YUHKI作曲。 Mld.Spd.Key.Cla.

8-CHAIN OF DISTRESS (チェイン・オブ・ディストレス)

ピアノ伴奏で歌い上げるスローテンポのロックバラード。こういう曲も彼らの持ち味の一つ。日本語詞。 Mld.Key.

9-THE FORCE OF COURAGE (ザ・フォース・オブ・カレッジ)

ほぼタイトルトラックで14分半近くある大作。こちらは4つの章に分かれている。壮大なイントロから高揚感のあるメロディのスピーディなメタルナンバーへと変化する。キーボードが前面に出ており、ピロピロというサウンドの部分はユニーク。当然ながら変化が多く、飽きさせない展開。日本語と英語半分ずつくらいの詞。 Mld.Spd.Key.Cla.Bri.

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ULTIMATE SACRIFICE (ウルティメイト・サクリファイス) (11th/2017)

ULTIMATE SACRIFICEジャケット画像

通算11作目のスタジオアルバム。前作の続編となるコンセプトアルバム。後半は長尺の曲が多く、最後の2曲は11分、12分と大作で、聴きやすさという面では抵抗はあるが、個々の楽曲はまぎれもなくガルネ節満載で、ファンの期待を裏切るものではない。前作で気になったアートワークは大分軌道修正したというか、なかなか良い。因みに繰り返しになるが、ストーリーについては一切触れない(というか個人的にあまり興味が無い)ので、気になる方は是非ご自身でお確かめください。

1-ENTER THE NEW AGE (エンター・ザ・ニュー・エイジ)

作品のオープニング且つイントロダクションと言っていい。語りはあるが歌ってはいないので、実質インストゥルメンタル。2曲目へと繋がる。 Mld.Cla.

2-HEAVENLY PUNISHMENT (ヘヴンリー・パニッシュメント)

前曲から切れ目なしで始まるスピードメタルナンバー。やはりこの定番の流れは良い。ただそれにしては1曲目が3分と長めではある。サビはやはりフックのあるメロディで印象に残る。キーボード・ギターソロも良い。終盤のメインのメロディを歌うコーラスがカッコいい。そしてその流れのまま次の曲へ。歌詞は日本語がメイン。 Mld.Spd.Key.

3-WINGS OF JUSTICE (ウィングス・オブ・ジャスティス)

前曲からそのまま繋がっている、こちらもスピード感溢れるメタルナンバー。メロディはガルネ節全開で、前の曲よりもさらに良い。サビは高揚感があり盛り上がる。ここでオープニングから休み無く続いていた流れは終わり。日本語と英語の歌詞が半々くらい。 Mld.Spd.Key.Bri.

4-THE SHADOW WITHIN (ザ・シャドウ・ウィズイン)

ミドル〜アップテンポで少しトーンを落とした印象。だが、サビではスピードアップし、盛り上がりも見せる。間奏部の目まぐるしく変わる展開は面白い。こちらも日本語と英語の歌詞が半々くらい。 Spd.Key.

5-WITH SYMPATHY (ウィズ・シンパシー)

勇ましいキーボードサウンドが印象的なアップテンポのナンバー。長めのキーボードソロがカッコいい。全て英語の歌詞。YUHKI作曲。 Mld.Spd.Key.Cla.

6-WHEREVER YOU ARE (ホェアエヴァー・ユー・アー)

スロー〜ミドルテンポのロックバラード。曲は非常に良い。キャッチーで耳に残る。日本語と英語の歌詞が半々くらい。 Mld.

7-RISING INFURIATION (ライジング・インフリエイション)

8分を超えるが、この後の曲を考えるとまだコンパクトな1曲。奥行きのあるスケールの大きなサウンドのメタルチューン。2分を経過したあたりの変化がある部分が個人的に非常に好き。曲も良い。エレクトリック・ピアノが特長で、これもまた◎。5分半過ぎのギター・キーボードソロのユニゾンは鳥肌モノ。歌詞は全て英語。YUHKI作曲。 Mld.Spd.Key.Cla.

8-BRUTAL SPIRAL OF EMOTIONS (ブルータル・スパイラル・オブ・エモーションズ)

3部に分かれた大作で11分半ある。序盤は速いテンポで突っ走るメタルナンバー。サビへと繋がるメロディラインが◎。変化が多く、テンポも変わる。4分半ほどで大きな変化があり、ピアノとシンセサイザーの音色が良い。そこからピアノ伴奏のみの静かなバラードとなるが、この部分のサビにあたるメロディはイマイチ。表現が難しく、人によって感じ方は異なるかもしれないが、「冷めゆく」の部分の歌メロが気持ち悪い。バラードに入るまでの前半は抜群にカッコいいだけに個人的にはちょっと…。歌詞はほぼ全て日本語。 Mld.Spd.Key.

9-ULTIMATE SACRIFICE (ウルティメイト・サクリファイス)

タイトルトラックで12分半近くある大作で、こちらは5つの章に分かれている。しばらく音が聴こえないが、ピアノの静かなメロディからやっと本編が始まる。流石のタイトルトラックでメインとなるメロディラインはこれでもかとガルネリウスくささ満点。当然ながら変化はあるが、前の曲ほど極端な変化は終盤までなく、1曲の中に2〜3曲あるような大作というわけではないのは、ある意味すごい。前作でも用いられたグロウルも聴ける。MVは5分半ほどでフェードアウトする。日本語と英語半分ずつくらいの詞。 Mld.Spd.Key.Bri.

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