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PRETTY MAIDS(プリティ・メイズ)

デンマーク出身の6人組(デビュー時)。結成時のメンバーは、現在も在籍しているロニー・アトキンス(Vo)、ケン・ハマー(G)の2人に加え、フィル・モーリード(D)、アラン・オーウェン(Key)、ピート・コリンズ(G)、ジョン・ダロウ(B)という6人。同じくデンマークを拠点とするROYAL HUNTのアンドレ・アンダーセンとは古くから親交があり、メンバーが偽名(芸名?)で活動している理由・経緯をインタビューで語っていた。 旋律美 疾走感 技巧派 鍵盤音 歌唱力

RED, HOT AND HEAVY (レッド・ホット・アンド・ヘヴィ) (1st/1984)

RED, HOT AND HEAVYジャケット画像

デビューミニアルバムを経て、フルレンスとしては最初のアルバム。同じデンマーク出身でもロイヤルハントとは異なり、キーボードは控えめ。ツインギター編成ということもあり、北欧メタルよりはジャーマンメタル寄りで、ギターを中心とした正統派HMに近い楽曲が中心となっている。バラードこそないものの、適度に速い曲が配置されており、バランスの良い作品となっている。今作が1stアルバムでありながらも名盤と評価されているのも納得。ロニー・アトキンスらしい憂いのあるハスキーボイスは少なく、シャウトするような歌い方で、そこは少し勿体無い気もする。まだそれが確立していないだけかもしれない。と、改めてこれが1stアルバムだと考えると凄い。2nd,3rdは多少ポップな音楽性が変わったようだが、その後正統派HMへと修正した。メンバーはデビュー時からピート・コリンズとジョン・ダロウに代わり、リック・ハンソン(G)、アラン・ディロング(B)の2人が加入している。

1-Fortuna (フォーチュナ)

20秒少々と非常に短いインスト。「カルミナ・ブラーナ」というクラシック曲の一部であり、オジー・オズボーンのライヴでのオープニングで使用されることでも知られている。多くの人はどこかで聴いたことがあるのでは。非常に期待高まる展開。 様式美

2-Back To Back (バック・トゥ・バック)

彼らの代表曲と言えるスピードメタルナンバー。前の曲からは一瞬間があるが、セットで語られることが多い。ヘヴィメタルの定番と言える流れで、その流れは鳥肌モノ。ソロではギターとキーボードの掛け合いがまたシビれる。 旋律美 疾走感 技巧派 鍵盤音

3-Red,Hot And Heavy (レッド・ホット・アンド・ヘヴィ)

アルバムタイトルトラック。スローテンポのヘヴィなナンバー。ソロからの流れは良い意味でジャーマンメタルっぽくてカッコ良い。

4-Waitin' For The Time (ウェイティン・フォー・ザ・タイム)

透明感あるキーボードで始まるイントロがクールなメロディアスHRチューン。ウェットなメロディが非常に印象的。ソロのメロディも◎。 旋律美 鍵盤音

5-Cold Killer (コールド・キラー)

ミドル〜アップテンポのヘヴィメタルチューン。タイトルがサビのコーラスの歌詞でもあり、印象に残りやすい。バックでうっすら聴こえるキーボードが良い。 疾走感 技巧派

6-Battle Of Pride (バトル・オブ・プライド)

スピード感あるメタルナンバー。変調もあり、テクニカルなギタープレイも聴きどころ。リフもなかなか◎。 疾走感 技巧派

7-Night Danger (ナイト・デンジャー)

こちらも非常にスピーディでアグレッシヴなヘヴィメタルチューン。ツインギターを上手く使っている。 疾走感 技巧派

8-A Place In The Night (プレイス・イン・ザ・ナイト)

オープニングの哀愁あるギターメロディが印象的なミドルテンポのロックナンバー。サビのコーラスはキャッチーで耳に残る。さり気ないキーボードが良い味。かなりオススメの曲。 旋律美 鍵盤音

9-Queen Of Dreams (クイーン・オブ・ドリームス)

アップテンポのハードロックチューン。スケールの大きさを感じるイントロはジャーマンメタルっぽくも感じる。ここでもキーボードがバックで良い働きをしている。 旋律美 鍵盤音

10-Little Darling (リトル・ダーリン)

THIN LIZZYのカヴァー。明るい印象を受ける。オリジナルから劇的な変化は感じられず、リスペクトを感じるアレンジ。 旋律美

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