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個人的ベスト50曲〜ROYAL HUNT編〜

自分が思う好きな曲トップ10を考えたら楽しそう企画第1弾。
まずは1番好きなロイヤルハントから考えましたが、当然と言えば当然ながら10曲では到底収まらず30曲で考えてみましたが、それでもこんな好きな曲までランク外になるなら・・・ええい!50までいってしまえということでトップ50にしました。
おそらく第2弾以降はもっと少なくなりますが、ロイヤルハントは自分にとって特別ですし、レビュー曲数自体が150を超えているので(Tune Reviewページのアーティスト名の横に曲数載せてます)トップ50は多すぎることもないかと。そもそもアルバムやミニアルバムはすべて持っているし、海外盤のボーナストラック以外は公式に発表された曲は全て聴いているのはロイヤルハントくらいで。(1枚2枚くらいしかリリースしていないバンドを除いて)
因みに一応ルールとしては、このサイトでレビューしている曲に限ります。また、様々なバージョンがある場合はオリジナルを対象にしました。ラジオエディットやライブバージョン等はランク対象外です。(それを言ったら150もないですが・・・)
なお、後で新作をレビューしたり、改めて考えると「ここの順位はやっぱり」という場合はランクは変動していきます。
(最後に一覧を載せたので、それだけ見る場合はこちら(一覧へ)
※ベストもトップも同じ意味で使用してます!気にしないでくださいね。

40位〜30位〜20位〜10位〜ランクデータ

それではカウントダウン形式で参りましょう。第50位は・・・
Surrender
6th「THE MISSION」のスピードナンバーがぎりぎりランクイン。このアルバムは全曲が基本繋がっているので、この曲も前のインストから含めて聴いてほしいところ。歌ジョン・ウェスト。
続きまして第49位は・・・
Cast In Stone
2020年現在の最新作14th「CAST IN STONE」からタイトルトラックのインスト、という過去の作品にはない異例の一曲。スピード感がありカッコ良い。
第48位は・・・
World Wide War
50位に続いて6th「THE MISSION」から同じく疾走感のあるナンバーがランクイン。Surrenderよりも、より前曲を含めて聴いてほしい。Metamorphosisの美しいピアノインストからの流れは必聴。歌ジョン・ウェスト。
続いて第47位は・・・
Last Soul Alive
またもや14th「CAST IN STONE」からの疾走曲。歌DC。ここまで速い曲が多いことで傾向がバレてしまいそうだが、まだまだ残る曲は多いので焦らずに。
第46位は・・・
Riches To Rags
13th「DEVIL'S DOZEN」から初のランクイン。民族音楽風のアレンジがお気に入り。もっと上位でも良いかとも思ったが、他の曲を比べるうちにここのあたりに落ち着いた。歌DC。
第45位は・・・
Intervention (Full Version)
これはフルレンスアルバムではない6thと7thの間にあたる「THE WATCHERS」収録のバージョン。ミニアルバムと言える「INTERVENTION」収録のバージョンはPart 1となっており、このフルバージョンの半分ほどでフェードアウトする。それでも7分超あり、フルバージョンは14分を超えるというバンド史上最長のナンバー。変化があるのは言うまでもなく、聴きごたえのある内容で、キャッチーなギターのリフは耳に残る。6th「THE MISSION」には未収録ながら、そのラストを飾るTotal Recallでは前述のギターのフレーズが聴ける。3部作とも位置付けられる作品のある意味メインともいえる曲がここでランクイン。歌ジョン・ウェスト。
続いて第44位は・・・
Message To God
不朽の名作「PARADOX」(4th)からのランクイン。シングルカットされ、リーダートラックとも言える。これはもっと上位でも良いかもしれない。迷うところ。フルバージョンではないがビデオクリップが非常にカッコ良い。歌DC。
第43位は・・・
Voices
5th「FEAR」収録のアップテンポのナンバー。ライブで選曲されることもなく、今ひとつ注目されない(バンドにとっても?)曲ではあるが、実はけっこう良い曲。このアルバムの代表曲はLiesで間違いないが、隠れた名曲と言ってもいい。キーボードサウンドが目立っているのも良い。このアルバムはDC脱退(解雇)後の作品というマイナスイメージもある作品だが、実は良い曲が多い。歌ジョン・ウェスト。
続いて第42位・・・
Tearing Down The World
4th「PARADOX」から2曲目のランクイン。イントロからキーボード全開の疾走曲。素直にカッコ良い。コンセプト作で作品全体で語られることが多いものの、1曲1曲は独立してる曲が多く、これだけ聴いてもカッコ良い。歌DC。
第41位は・・・
Wasted Time
初期の代表曲の一つである2nd「CLOWN IN THE MIRROR」のオープニングナンバーがここでランクイン。もっと上位でも、というファンは多いかも。アルバムではIntro〜Wasted Timeと表記されている。14th「CAST IN STONE」のボーナストラックとしてライブバージョンが収録されたのは記憶に新しい。バンドにとってもお気に入りの曲と思われる。歌ヘンリック・ブロックマン。彼の歌声は個人的に好きで、DCとは違った魅力がある。

ベスト40に突入の第40位は・・・
5th Element
7th「Eye Witness」から初のランクインはスピーディーなインスト。ちょっとした問題作ながらロイヤルハントらしい良い曲は収録されており、なかでも印象深い一曲。
続いて39位は・・・
The Last Leaf
マーク・ボールズ在籍時の曲がここで初登場。10th「]」収録のスローバラード。このアルバムも歴代の作品の中ではかなり地味な印象。記念すべき10枚目のアルバムなのに、これに伴うツアーすらなかったことも追い打ちをかけている。ただ改めて聴くと良い曲が何曲もある。この後一体何曲同作からランクインするのか。
では続いて38位・・・
Falling Down
なんて言っていたら立て続けに「]」からランクイン。こちらは疾走感のあるナンバー。これもカッコ良い曲。歌マーク・ボールズ。
第37位に参りましょう。
Never Give Up
8th「PAPER BLOOD」から初のランクインは、こちらもスピード感のある一曲。正直アルバムで聴くとそこまでではないが、非常にライブ映えする曲で、DVD「2006」でその様子は確認出来る。またそのDVDではこの曲はこの作品に伴うツアーのテーマソングといったことも語っている。ちょうどこの作品をリリースする前にバンドにとって大きな出来事(初期メンバー2人の脱退にジョン・ウェストの手術等)があったばかりで、それでも諦めずに作品を作り上げたという経緯があったからこそのタイトルと言える。歌は勿論ジョン・ウェスト。
では第36位は・・・
Rest In Peace
14th「Cast In Stone」から3曲目のランクイン。スピード感ある一曲。過去の曲によく似た、いや、彷彿とさせる箇所(レビューを参照)があるのは評価が分かれるところかもしれないが、カッコ良い曲であることは間違いない。
続いて第35位は・・・
Fourth Dimension
6th「The Mission」収録のインストがランクイン。インストは迷う!歌ものと比較して短い曲が多いし、ただ長ければ良い曲という評価にはならないし、でも同じように比べて考えていいものかと。同じインストなら長さも考慮する点にはなりえそうだが。悩んだ結果ここに。テクニカルでスピーディーで非常にカッコ良いおすすめのインスト。
第34位は・・・
Autograph
立て続けにインストがランクイン。3rd「MOVING TARGET」からは初のランクイン。聴きこむと意外と良い曲だと気付かされる。ピアノが非常に印象的。
続いて第33位は・・・
SK683
またもやインスト!8th「PAPER BLOOD」より。今回ランクにしてみようとしたときに、最初に並べていったときにインストはほとんど思い浮かばなかった。しかし、インストをまとめて聴いてみると良い曲が多いことに改めて気付き、最初のランクの間に挟んでいったらまとまってしまった、と。それはさておき、こちらもなかなかスピード感があり、アンドレの弾きまくりキーボードが堪能できる。このアルバムは3曲もインストがあり、なかでも随一の出来。(と言ってしまうと、他の2曲がこの後ランクに入ってこないことがバレてしまうが、まあいいか。)
第32位は・・・
Freeway Jam
1st「LAND OF BROKEN HEARTS」から初のランクインは短めなインスト。4曲連続でインストの理由は前述の通り。この曲の位置付けはかなり悩んだが、個人的に1stのサウンドが好きで、それを象徴するかのようなところが決め手となり一連のインストのなかでも上位に入った。
続いて第31位・・・
One By One
こちらも1stからのランクインで、歌もの。実はしばらくこの曲の自分の中での評価は低かったが、TuneReviewにも載せたが「THE WATCHERS」に収録されたジョン・ウェストが歌うNew Versionを聴いて大きく評価が変わった一曲。こんなカッコ良かったっけか、という具合に。そして、やはり初期のサウンドが良い。歌はヘンリック・ブロックマン。

ベスト30に突入!ここからは歴代でもかなりの上位となる第30位は・・・
Heart Of The City
またもや1st収録のスピーディーなナンバー。発売当時BURRN!誌のレビューでは輸入盤として当時の編集長である酒井康氏が担当し、アルバムは厳しい評価ながらも、この曲は高評価していたと記憶している。サビではテンポがゆっくりになるパターンで、勿体ないような気もするが。歌ヘンリック・ブロックマン。
続いて第29位・・・
Flight
ここで!?という初期からのファンは多いかも。4曲連続で1st「LAND OF BROKEN HEARTS」からのランクインで、間違いなく初期の代表曲。疾走感溢れるナンバーで、イントロからの盛り上がっていく展開は鳥肌モノ。初期からのファンはトップ10に入れる人も多いかもしれないが、ライブでも長い間定番となっており、正直聴き慣れてしまった感がある。実は考えていくうちにもっと下位にランクダウン?していたが、改めて聴きなおすとランクアップ!それでもこのあたりに落ち着いた。歌ヘンリック・ブロックマン。
第28位は・・・
Metamorphosis
6th「THE MISSION」のインスト。48位のWorld Wide Warへと繋がるイントロダクションの意味合いもある。約1分半と短い曲ながらあまりにも美しいピアノインストゥルメンタルで、かなり上位にランクイン。World Wide War単独ではやや低めの順位ではあるが、セットで考えるとこれくらい上位には来るだろう。
第27位は・・・
The Well
10th「]」から3曲目のランクイン。これが実に良い曲で、上位にランクされた。アップテンポでファストチューンというほどではない。改めてこのアルバムは本当に良い曲があって、再評価されるべき作品。歌マーク・ボールズ。
続いて第26位・・・
Silent Scream
ここで4th「PARADOX」収録の曲がランクイン。これもなかなか悩むところ。もっと上位でもいいかもしれない。イントロのキーボードからして良いんだ、これが。It's Overへと繋がる流れも必聴。歌DC。というのは久々のランクイン。
第25位は・・・
The Clan
9th「COLLISION COURSE」からは初のランクイン。最高傑作と名高い4th「PARADOX」の続編にあたる作品の疾走感あるナンバー。シンプルにカッコ良い!
第24位は・・・
Kingdom Dark
1stから5曲目のランクイン。世間の評価とはかけ離れているかもしれないパターンだが、実はすごく良い曲で、「THE MAXI SINGLE」収録のAcoustic Versionも良い。もしかするとそっちのほうがいいかも、というくらいに。実はDC復帰後のライブで選曲されたこともあるので、バンド的にはお気に入りかと。歌ヘンリック・ブロックマン
続いて第23位・・・
A Tear In The Rain
13th「DEVIL'S DOZEN」からランクインしたのは2曲目で、疾走感あるナンバー。アルバムのキラーチューンの一つで非常にカッコ良い。歌DC。
第22位は・・・
Total Recall
6th「THE MISSION」からは5曲目となるランクインは、アルバムのラストを飾るスピードチューン。45位でも紹介したように、Interventionのギターのリフが聴ける。前曲Days Of No Trustとは繋がっており、その流れも必聴。歌ジョン・ウェスト。
続いて第21位は・・・
Makin' A Mess
3rd「MOVING TARGET」から歌ものでは初のランクイン。この曲はアルバムの3曲目で聴けるスピード感あるナンバー。リズム感が心地良く頭を振りたくなる、ある意味ノリの良い一曲。このアルバム収録曲は例外なくサビは女声バッキングボーカルのコーラスがメインのフレーズを歌うというもので、この曲もそうだが、タイトルはサビの終わりにDCが歌う。ということで歌はDC。

残りは20曲で、この辺りはすべてアルバムのキラーチューン、リーダートラックとも言えるものばかり。では第20位は・・・
Break Your Chains
8th「PAPER BLOOD」のオープニングナンバーがここに登場。非常にテクニカルでスピーディーな一曲。会心の出来といえる非常にカッコ良い曲。歌ジョン・ウェスト。
続いて第19位は・・・
Lies
ファンならお馴染みのナンバーがここにランクイン。5th「FEAR」のリーダートラックで、ジョン・ウェスト在籍時の代表曲と言えばコレ!というスピードナンバーかつ長い曲(笑)。イントロが長く、なかなか歌が始まらない・・・。イントロが長い曲ベスト10をすれば上位に入ること間違いなし。それでもこの曲の人気は高い。それだけカッコ良いのです。ギターのリフは非常に印象的で、この作品からギターの活躍度が大きく上がったのは間違いない。歌は前述の通りジョン・ウェスト。
第18位は・・・
One Minutes Left To Live
12th「A LIFE TO DIE FOR」からは初登場。アルバム全7曲のうち唯一と言えるスピードナンバーで、4曲目と中盤に配置されていながら、最近のライブのセットリストでは常連となっていることを考えると、バンドにとっても自信のある、且つファンから人気のある曲であることは間違いないだろう。歌はDC。
第17位に参りましょう。
Days Of No Trust
6th「THE MISSION」からは、なんと6曲目のランクイン!こう見るとあのアルバムは名盤だったと言えるでしょう。短いインストも1曲とカウントしながら13曲もあるのだから、とも言えるが。この曲は個人的にはジョン・ウェスト最高傑作だと思う。彼のための曲で、彼の歌声がピタッとはまる傑作。エンディングは次の曲Total Recallへと繋がるのだが、これもカッコ良いんだ。ファンは必聴。ということで歌は勿論ジョン・ウェスト。
続いて第16位は・・・
1348
これは意外かもしれない、3rd「MOVING TARGET」からのナンバー。アルバムの2曲目に流れる落ち着いた雰囲気の曲。実に良い曲で、歌のメロディーラインは同じものを繰り返しているのだが、これが実に心地良い。歌っている内容は暗い歴史についてではあるが。アコースティックギターも美しい。歌DC。
残りもあとわずかとなってきた第15位は・・・
Hard Rain's Coming
ここにきて歓喜のDC復帰第1作である11th「SHOW ME HOW TO LIVE」から初のランクイン。当時シングルカットされ、最初にLyric Videoとして発表されたのはこの曲だった。速い曲ではないが、良い曲。そういう曲がここにきて立て続けに入ってきた。歌は勿論DC。
続いて第14位・・・
Sign Of Yesterday
12th「A LIFE TO DIE FOR」からは2曲目のランクイン。哀愁があり、憂いのあるウェットな雰囲気の素晴らしいナンバー。これもミドルテンポ。速い曲ばかりではないのです、と。歌はDC。
では第13位は・・・
It's Over
最高傑作と名高い4th「PARADOX」のエンディングを飾るナンバー。こちらも非常に良い雰囲気で、緊張感のある展開が続いていたなかで、その緊張の糸をほぐすような穏やかなメロディでエンディングを迎える。さすがアンドレと唸ってしまう。歌DC。
続いて第12位は・・・
Tears Of The Sun
こちらはPARADOXの続編である9TH「COLLISION COURSE」収録曲で、速いというほどではないがアップテンポの一曲。ミシェル・ライツィンのバッキングヴォーカルの光る秀曲。DC復帰後もライブで選曲されたことがあったが、そのツアーのライブ作品が出なかったのは残念極まりない。歌はマーク・ボールズ。
トップ10まであと一歩!第11位は・・・
The First Rock
立て続けに9thからランクイン。こちらはそのアルバムの実質オープニングナンバー(1曲目はイントロダクションにあたる)。こちらは疾走感のあるナンバー。正直11位、12位はかなり悩んだ。どちらも本当に良い曲で、このアルバムは歌メロが本当に素晴らしい。歌はマーク・ボールズ。

いよいよトップ10の発表。トップ3かこのあたりで、惜しくもランク外となった曲を紹介するというのもアリかと思いましたが、ネタバレのようになるのもどうかと思うので、それは全ての発表が終わってからに。それでは長らくお待たせいたしました。第10位は・・・
Last Goodbye
ここで来るか!早くないか?とファンの様々な声が聞こえてきそうな、間違いなくDCクーパー在籍時の初期の代表曲。3rd「MOVING TARGET」のオープニングナンバー。PVも制作された。ちょっと謎めいたストーリー性のある内容ではあったが、歌っている内容に沿ったものではある。ヴァイオリンのリフとも言うべき印象的なイントロで始まる疾走曲。やはりトップ10からははずせないでしょう。歌は前述の通りDC。
続いて第9位は・・・
Epilogue
えぇ!?ここで?と戸惑いの声が聞こえてきそう、というか聞こえる(ノッてきました!)9位は間違いなくバンドの代表曲であり、長年ライブの最後を飾る定番だったこの曲。収録されたのは2nd「CLOWN IN THE MIRROR」。こちらもなかなかスピード感のあるナンバー。「ライブの最後を飾る」ということとタイトルから考えるとスローバラードのような気がしてしまいそうな、しないような所だが、けっこうアップテンポのカッコ良い曲なのだ。終わり方はやはり良い。歌はヘンリック・ブロックマン。
9位10位と初期の代表曲が出てしまって、後はえーと・・・なんて思っている方!まだまだあるんです。素晴らしい曲達が。では第8位は・・・
One More Day
そう来たか!と聞こえてランクインしたのはDC復帰作、11th「SHOW ME HOW LIVE」のオープニングナンバー。疾走感溢れる最高の一曲。いや最高といってもまだ8位なのだが。これは聴きまくった。そして歓喜したことをよく憶えている。期待高まるイントロから徐々に盛り上がって・・・このアルバムに伴う来日公演では勿論この曲がオープニングを飾った。もし未聴のファンがいたら、これは聴かねばならない一曲ですよ、お兄さん、お姉さん。(テンション上がってきました。)歌は勿論DC。
残りも本当にあとわずか。神7に滑り込んだ第7位は・・・
Angel's Gone
これはちょっと意外か。11th「SHOW ME HOW TO LIVE」から連続してランクイン。アルバムのラストを飾るファストナンバー。もうとにかくカッコ良い!曲も良い!アルバムのオープニングとラストを飾った2曲がとにかく素晴らしいので、アルバムの印象も最高。勿論中盤にも素晴らしい曲がある。とんでもないDC復帰作だ。歌は当然DC。
続いては惜しくもトップ5まであと一歩の第6位・・・
Time Will Tell
これが残っていたか!と唸る声が聞こえるような聞こえないような、これは意外かもしれない永遠の名作4th「PARADOX」でも最長の10分に迫る超大作がランクイン。とにかく構成が凄い。どうしてこんな曲が書けるのかと。緊張感のある重い雰囲気が漂うが、それでもけっこう速いテンポの部分もあって、と一言では説明できないほど複雑というか深い一曲。この曲があるからこそPARADOXが名盤と呼ばれるのだと思う。歌はDC。
遂にここまで来ました!トップ5の発表です。第5位は・・・
Martialarts
ここで来ました!1st「LAND OF BROKEN HEARTS」収録のインストで、日本で1番有名なロイヤルハントの曲であることは間違いない。新日本プロレスの蝶野正洋の入場テーマ曲は多少アレンジされて「Crash」というタイトルでCD発売されたが、実際にはこの曲。短いインストながら、そのインパクトは絶大。もともと新日のファンでこの曲は知っていて、CDを買って初めて聴いたときの衝撃は今も思い出す。びっくりした。本当に。速くてテクニカルで、とにかくめちゃくちゃカッコ良い。
続いてあと一歩でトップ3の第4位は・・・
May You Never (Walk Alone)
ここに来るか!と驚きの声が聞こえるのは、かなり最近となる2015年発売の13th「DEVIL'S DOZEN」収録のナンバーだからか。これはある意味驚きの一曲だった。DCクーパー復帰第1作の「SHOW ME HOW TO LIVE」が歓喜を持って迎えられ、内容もとんでもなく素晴らしかったのだが、次作「A LIFE TO DIE FOR」はそこからやや、というか大分後退した感があり、今聴くと良い曲は勿論あるのだが、前作に比較するとどうしても・・・と。あれは奇跡の1枚だったのかと思ったものだが、この「DEVIL'S DOZEN」の2曲目に収録されたこの曲は悶絶するほどのカッコ良いスピードナンバーで、イントロのピアノからの展開もまた堪らない。ライブDVDにも収録されており、映像でも楽しめるのは嬉しい。歌DC。

遂に、いよいよ、トップ3を残すだけとなりました。えぇと、あとはあの曲は入るだろうけど、あとなんだ?あれはもう出ちゃったし、まさかあの曲が入る?いや、傾向からするとそれはないか。なんて想像でもしながら楽しめると嬉しいです。もう画面上見えてるかもしれませんが。
では行きます。第3位は・・・
Half Past Lonliness
11th「SHOW ME HOW TO LIVE」からのランクインは4曲目。全7曲中4曲が15位以内にランク入りした。ミドルテンポのウェットなメロディがあまりにも印象的で耳に残るナンバー。プロの評論家だけでなく、ファンからも非常に人気の曲で、ライブでも定番曲となっている。多くは語らなくてもいいでしょう。聴いたことない方は是非。歌は勿論DC。

そろそろ行きますか。第2位は・・・
Time
ここで来るんです!3rd「MOVING TARGET」のラストを飾るナンバー。9位のEpilogueと並び、初期の代表曲、且つライブのエンディングを飾るに相応しい一曲。こちらもサビを含めて基本は速いテンポ。当時VHSで発売された「1996 Live in Japan」収録の日本公演では最後を飾り、その終わり方があまりにもカッコ良くて、その印象が強い。今はDVD化もされているので、是非ご覧いただきたい。歌はDC。

長かったような、あっという間だったような。遂に、やっと?栄光の1位の発表です!第1位は・・・
Day In Day Out
正直悩んだ。でもやっぱり私にとっての1位はこれ。初期からのファンでも耳を、目を疑う結果かもしれないが、私にとってはこれが1位。1st「LAND OF BROKEN HEARTS」の日本盤ボーナストラックとして収録されたスピードナンバー。同アルバムからは実に7曲目のランクイン。偏っているのは承知の上。あくまで私個人の順位なので。私がロイヤルハントとして認識して聴いた初めての曲がこれだったかと(なんでこんな言い方するかというと、5位のMartialartsは認識せずに聴いていたため)。おそらく2000年くらいに当時北海道ローカルで深夜に放送されていた音楽番組で、90年代のHM/HRをテーマごとに映像作品として紹介していたときにこれが選曲された。今考えても不思議なのが、ボーナストラックなのにPVが制作されたという事実。あまりにもカッコ良いPVが。もしかすると日本盤だけでなく、欧州で発売されたものにも収録されていたのか?PVが収録されたVHSはDVD化されなかったようで、もし見たければそのVHSを探すか、ネットで検索するか。YouTubeでは公式チャンネルではないので大きな声で宣伝はできないが。後にジョン・ウェスト在籍時に「THE WATCHERS」にNew Versionが収録され嬉しかったが、断然オリジナルがカッコ良い。歌は初代ヴォーカリスト、ヘンリック・ブロックマン。

長々と大げさに発表してきましたが、あくまでこれは私個人的な好きな曲ランキングです。投票を募ったわけではないので、ファンの総意とは全く関係のない勝手につけた順番ですが、こういうことを考えること自体が非常に楽しいです。すでに他のアーティストでも考えていますが、これが非常に悩みます。トップ5くらいは割とスッと思いつきますが、そこから先はなかなか決められない。誰が困るわけでもない勝手な順位付けですが、悩むんです。ある意味最高の暇つぶしになるかと。さらに余談ではありますが、熱烈なファンであるが故に、上位にはアルバムのオープニングトラックやシングルカットされた曲ではない、意外な曲を入れたくなる、「私はここまで聴き込んでいるんだ」と言いたくなる気持ちがあることはご理解ください。ベスト盤だけを買っているにわかファンではないのです、と。

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Top 50 Tunes of ROYAL HUNT

  1. Day In Day Out(1st/HB)
  2. Time(3rd/DC)
  3. Half Past Lonliness(11th/DC)
  4. May You Never(Walk Alone)(13th/DC)
  5. Martialarts(1st/inst)
  6. Time Will Tell(4th/DC)
  7. Angel's Gone(11th/DC)
  8. One More Day(11th/DC)
  9. Epilogue(2nd/HB)
  10. Last Goodbye(3rd/DC)
  11. The First Rock(9th/MB)
  12. Tears Of The Sun(9th/MB)
  13. It's Over(4th/DC)
  14. Sign Of Yesterday(12th/DC)
  15. Hard Rain's Coming(11th/DC)
  16. 1348(3rd/DC)
  17. Days Of No Trust(6th/JW)
  18. One Minutes Left To Live(12th/DC)
  19. Lies(5th/JW)
  20. Break Your Chains(8th/JW)
  21. Makin' A Mess(3rd/DC)
  22. Total Recall(6th/JW)
  23. A Tear In The Rain(13th/DC)
  24. Kingdom Dark(1st/HB)
  25. The Clan(9th/MB)
  26. Silent Scream(4th/DC)
  27. The Well(10th/MB)
  28. Metamorphosis(6th/inst)
  29. Flight(1st/HB)
  30. Heart Of The City(1st/HB)
  31. One By One(1st/HB)
  32. Freeway Jam(1st/inst)
  33. SK983(8th/inst)
  34. Autograph(3rd/inst)
  35. Fourth Dimension(6th/inst)
  36. Rest In Peace(14th/DC)
  37. Never Give Up(8th/JW)
  38. Falling Down(10th/MB)
  39. The Last Leaf(10th/MB)
  40. 5th Element(7th/JW)
  41. Wasted Time(2nd/HB)
  42. Tearing Down The World(4th/DC)
  43. Voices(5th/JW)
  44. Message To God(4th/DC)
  45. Intervention(6.5th/JW)
  46. Riches To Rags(13th/DC)
  47. The Last Soul Alive(14th/DC)
  48. World Wide War(6th/JW)
  49. Cast In Stone(14th/DC)
  50. Surrender(6th/JW)

ここでトップ50に惜しくも選ばれなかった曲をいくつか紹介していきます。
まず最も選曲が少なくなったアルバム7th「EYE WITNESS」からスピードナンバーのHunted、Burning The Sunの2曲。傾向は大体お分かりになるかと思いますが、基本速い曲が好きで、実際ロイヤルハントの速い曲は非常に魅力的なので、この2曲も最初に考えたときはランクに入っていたのですが、他の曲と比較していくうちに徐々に順位を下げ、ランク外となりました。他にはジョン・ウェスト在籍時の楽曲では5th「FEAR」収録のFaces Of War、Sea Of Timeなども候補になりました。マーク・ボールズ在籍時の楽曲では9th「COLLISION COURSE」のDivide And Reignや、10th「]」収録のEnd Of The Line、King For A Dayも非常に良い曲で、ランク外にするのは心苦しかったです。ヘンリック・ブロックマン在籍時の初期2枚からはRunning Wild、Clown In The Mirror、On The Run、Legion Of The Damned、Here Today,Gone Tomorrowなども悩みました。そして、最も多くの楽曲が選出されたD.C.クーパー在籍時の曲でもFar Awayは多くのファンはランク上位に入って然るべきと感じるかもしれませんし、他にも復帰後のShow Me How To Live、Until The Dayなども候補となりましたが、いずれもランクインした楽曲と比較した結果ランク外となりました。

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Rank Data

1位 LAND OF BROKEN HEARTS - 7曲(1st/HB)
2位 THE MISSION - 6曲(6th/JW)
3位T MOVING TARGET - 5曲(3rd/DC)
3位T PARADOX - 5曲(4th/DC)
5位 SHOW ME HOW TO LIVE - 4曲(11th/DC)
6位T PAPER BLOOD - 3曲(8th/JW)
6位T COLLISION COURSE - 3曲(9th/MB)
6位T X - 3曲(10th/MB)
6位T DEVIL'S DOZEN - 3曲(13th/DC)
6位T CAST IN STONE - 3曲(14th/DC)
11位T CLOWN IN THE MIRROR - 2曲(2nd/HB)
11位T FEAR - 2曲(4th/JW)
11位T A LIFE TO DIE FOR - 2曲(12th/DC)
14位 EYE WITNESS - 1曲(7th/JW)
※THE WATCHERS - 1曲(JW)
こちらはアルバムから何曲がランクインしたかの順番です。(同率の場合の記載順は発売年が古いものが上です。)
1番多かったのは1st。前述しましたが、あの当時のサウンドが好きなのも理由の一つですし、ロイヤルハントで最初に買ったCDで、衝撃が大きかったのは今でも思い出します。一言で言ってしまえば思い入れが強いから。2位が自分でも意外ながら6th。収録曲数が多いのもありますが、実はけっこう粒揃いで良い曲が多いんです。最も少なかったのは7thというのは納得のファンも多いのでは。

以下はランクイン率の高いアルバム順。
1位 PARADOX - 62.5%(5/8)(4th/DC)
2位 LAND OF BROKEN HEARTS - 58.3%(7/12)(1st/HB)
3位 SHOW ME HOW TO LIVE - 57.1%(4/7)(11th/DC)
4位 MOVING TARGET - 55.6%(5/9)(3rd/DC)
5位 THE MISSION - 46.2%(6/13)(6th/JW)
6位 DEVIL'S DOZEN - 37.5%(3/8)(13th/DC)
7位 CAST IN STONE - 33.3%(3/9)(14th/DC)
8位 COLLISION COURSE - 30.0%(3/10)(9th/MB)
9位T FEAR - 28.6%(2/7)(4th/JW)
9位T A LIFE TO DIE FOR - 28.6%(2/7)(12th/DC)
11位T PAPER BLOOD - 27.3%(3/11)(8th/JW)
11位T X - 27.3%(3/11)(10th/MB)
13位 CLOWN IN THE MIRROR - 20.0%(2/10)(2nd/HB)
14位 EYE WITNESS - 9.1%(1/11)(7th/JW)
アルバムの収録曲数は差があるので、割合で順番をつけると、曲数とは若干異なってきます。やはり最高傑作と名高い4thがトップになりました。曲数では2位だった6thは全13曲もあり(さらに言うと短いインストも多い)割合では5位まで下がります。自分でも意外と低いと思ったのが2nd。曲数も割合も下から2番目になるんですね。良い曲も多く、気分によっては?もう2曲くらいランクに入ってきそうではありますが、1stの衝撃に比べると、キラーチューンと呼べるものはランクインした2曲くらいで印象はやや薄いかなと。
ここで上記のデータとは関係無しに、フルレンスアルバムの個人的トップ10を考えました。
1位 PARADOX(4th/DC)
2位 LAND OF BROKEN HEARTS(1st/HB)
3位 SHOW ME HOW TO LIVE(11th/DC)
4位 COLLISION COURSE(9th/MB)
5位 MOVING TARGET(3rd/DC)
6位 DEVIL'S DOZEN(13th/DC)
7位 THE MISSION(6th/JW)
8位 PAPER BLOOD(8th/JW)
9位 CLOWN IN THE MIRROR(2nd/HB)
10位 X(10th/MB)
ランクイン率と近い順位にはなりますが、4位の9thは1位の4thの続編だけあって、アルバム全体で考えると上位に来ました。マーク・ボールズの歌も素晴らしいですが、一度DCが全編歌ったリメイク版を制作してほしいです。7位の6thは今回改めて聴きなおして、これだけ多くの曲がランクに入ったことを考えてランクアップした一つです。14thに関しては、ランクイン数と率で6位7位となりましたが、歴代のトップ10には入りませんでした。曲のランクでも50位の中では下位のほうに揃ってますし。今回改めて聴きなおして、評価の上がったアルバムがあったなかで比較すると、どうしても下位になってしまいますね。DC復帰後の作品では11thと13thが良かったので、次作に期待したいところ。思い切ってPARADOXのようなコンセプト作というのも良いのでは?

最後に担当ボーカルで見てみます。(カッコ内はアルバム枚数)
1位 D.C.クーパー 20曲(6枚)
2位 ジョン・ウェスト 9曲(5枚※THE WATCHERS含む)
3位 ヘンリック・ブロックマン 7曲(2枚)
4位 マーク・ボールズ 6曲(2枚)
※インストゥルメンタル 8曲
当然とはいえ、ダントツの曲数で1位はDC。いつの間にかフルレンスアルバムの枚数もジョン・ウェストを超えていたんですね。素晴らしい。それでも曲数で言えば復帰後のアルバムは全7曲〜9曲と少なめなので、高いランクイン率と言えるでしょう。ジョン・ウェスト、マーク・ボールズの二人は間違いなく長い間ロイヤルハントを支えた素晴らしいボーカリスト達です。彼らがいたからこそ、今のロイヤルハントがあるのは言うまでもなく、勿論ヘンリック・ブロックマンなくして初期の名曲たちの輝きもなかったことでしょう。(今更アンドレ・アンダーセンについては言いません。彼がロイヤルハントの全てを創り上げた人ですから。)

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