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LABYRINTH(ラビリンス)
イタリア出身の4〜6人組。ジャンルはメロディックパワーメタル・メロディックスピードメタル。オラフ・トーセン(G)が中心となり、初期メンバーにはRHAPSODY(RHAPSODY OF FIRE)〜ANGRAのシンガー、ファビオ・リオーネがジョー・テリーという名前で在籍していたことでも知られる、イタリアを代表するメタルバンド。
Spd ★☆☆
Key ★☆☆
関連アーティスト
SONS OF THUNDER (サンズ・オブ・サンダー) (3rd/2000)
3rdアルバム。曲単位ではまずまず良い曲が多いが、構成が勿体無い。後半にスローバラードがまとまっているので、こういう曲をもっと前半に持ってくればもっと良い作品になったのでは…。似たような曲が多い気もする。必ずと言っていいほど転調・テンポ変化があり、聴いていてちょっと落ち着かない。もっとシンプルな曲があってもいいのでは。ボーカルのメロディライン(歌メロ)がいまひとつ印象に残らない。ロベルト・ティランティの歌唱力は評価が高いが、単調なようにも感じる。上手いことは上手いが、好き嫌い分かれそうなタイプ。なお、メンバーはオラフ・トーセン(G)、ロベルト・ティランティ(Vo)、アンドレア・カンタレッリ(G)、クリスティアーノ・ベルトッキ(B)、マティア・スタンチョーユ(Dr)、アンドレア・デ・パオリ(Key)という6人。
1-Chapter T (チャプターT)
語りのSEから荘厳なムードで始まるメロスピチューン。途中テンポ変化だけでなく、落ち着いた曲調になるなど変化が多く忙しい印象。サビの歌メロはまずまず。 Spd.Key.Cla.
2-Kathryn (カスリン)
イントロではベースが印象的な落ち着いた雰囲気から、やや激しくなる展開。タイトルを歌うコーラスはいまひとつか。ギターはキャッチーで良い。 Spd.Key.
3-Sons Of Thunder (サンズ・オブ・サンダー)
アルバムタイトルトラックのスピードメタルナンバー。テクニカルなギター・キーボードソロが聴きどころ。ギターのリフはカッコ良いが、サビは盛り上がりがいまひとつ。一曲通してテンポは速く、変化は少なめで1番聴きやすい。 Spd.Key.
4-Elegy (エレジー)
ミドル〜ハイテンポのメタルチューン。ここでもテンポ変化は欠かさない。ギターのサウンドはヘヴィ。キーボードの爽やかなサウンドは良い。 Key.
5-Behind The Mask (ビハインド・ザ・マスク)
ギターリフがなかなか良いメロスピナンバー。キーボードの貢献度が大きい。こちらもやはりテンポ変化有り。 Spd.Key.
6-Touch The Rainbow (タッチ・ザ・レインボー)
ミドル〜アップテンポのパワーメタルナンバー。キーボードの存在感大きめ。転調が忙しい。サビの前のコーラスがかなりあやしい。 Key.
7-Rage Of The King (レイジ・オブ・ザ・キング)
アップテンポで始まるスピードチューン。こちらも変化は欠かさない。アグレッシヴなギターがなかなか良く、キーボードソロもなかなか、と思っていたら急に終わるというのはあまり好きではない。 Spd.Key.
8-Save Me (セイヴ・ミー)
静かなピアノとコーラスで幕を開けるが、メロスピチューンに変わる。変化が多くテクニカルな印象。曲は悪くはないが、あと一歩フックが足りない。 Spd.Key.
9-Love (ラヴ)
ピアノのメロディで始まるのは前の曲と似ているが、こちらはスローバラード。雰囲気は良いが、歌メロがもう一つ。こういう曲でも転調する。 Key.
10-I Feel You (アイ・フィール・ユー)
スローテンポで始まるが、途中でテンポアップするパワーメタルチューン。変化が多く忙しい印象。曲が弱くあまり印象には残らない。表現が難しいが、音が少なく感じる。デモバージョンでありそうなラフな演奏に聴こえる。
11-Miles Away (マイルズ・アウェイ)
ピアノで始まるスローバラード。キーボードのサウンドが幻想的で美しい。アコースティックギターも良い。個人的には今作で1番良い曲だと思う。 Mld.Key.
12-Ti Sento (ティ・セント)
10曲目のイタリア語バージョン。母国語で歌うバージョンは新鮮で聴いていて楽しいので、英語圏以外のアーティストは積極的に入れてほしい。