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SONATA ARCTICA(ソナタ・アークティカ)
フィンランド出身5人組。ジャンルはメロディックスピードメタル。トニー・カッコ(Vo)を中心として結成。曲作りもほぼ全て彼が担当。北欧らしい叙情的で哀愁のあるメロディをベースに、スピード感溢れるヘヴィメタルをやっている。デビュー当時はキーボードの美しさなどからROYAL HUNTや、同郷のSTRATOVARIUSの影響を感じさせたが、今となっては彼らのオリジナリティも確立させつつある。しかしながら、ここ最近2作ほどはメロスピとは異なり、ヘヴィで重厚感ある曲が多くなり、初期のファンは離れつつあるように感じる(自分もそんな一人)。また、結成時からのメンバーでもあったヤニ・リマタイネン(G)が4thリリース後に脱退したことも大きかった。イケメンというよりはかわいらしい、女性ウケしそうな顔立ちでバンドのマスコット的存在(?)でもあった彼の脱退はイタイ。ちなみにヤニは現在CAIN'S OFFERINGというバンドを結成している。メンバーにはソナタで一緒に活動したミッコ・ハルキン(Key)、そしてあのSTRATOVARIUSのボーカリスト、ティモ・コティペルト(Vo)が参加しており、今のソナタよりも初期の本来(?)のソナタらしいメロディックメタルをやっている。初期のファンはそちらを聴くといいかも。
ECLIPTICA (エクリプティカ) (1st/2000)

衝撃のデビューアルバム。北欧らしい哀愁漂うメロディに、スピード感満点のメタルナンバーが並ぶ。さらには美しいバラードもありと日本のメロスピファンにはたまらない内容。歌メロも素晴らしくキャッチーであり、フックがあり、非常に耳に残るメロディが多い。速くてテクニカルという点に重点を置くとおろそかになりそうだが、それは全くない。速さだけを求めて技術が追いつかないケースもあるが、彼らにはそれもない。捨て曲なしの名盤。この作品を最高傑作と揚げるファンも少なくない。このときのメンバーはトニー・カッコ(Vo,Key)、ヤニ・リマタイネン(G)、ヤンネ・キヴィラフティ(B)、トミー・ポルティモ(Dr)という4人で、専任のキーボードプレーヤーはおらず、ボーカルのトニーが兼任。曲作りも全てトニーが担当している。因みにメンバーの年齢は18歳〜24歳という若さ。それもあって人気が爆発した。なお、再発盤も発売されており、リマスター盤の限定盤には7曲目のLetter To Danaの2008年ヴァージョンが追加されている。さらに、2014年にはデビュー15周年記念盤として、その時点のメンバーで全曲リレコーディングされた「ECLIPTICA - REVISITED」を発売したが、やはりオリジナルが最強。
1-Blank File (ブランク・ファイル)
メロディックスピードメタルナンバー。速いだけでなく、曲もしっかり作られている。1曲目に相応しいフックのあるサビも◎。ギター、キーボードが交互に演奏するソロも素晴らしい。
2-My Land (マイ・ランド)
叙情的なギターから始まるアップテンポのメタルチューン。キーボードの旋律が北欧らしい。間奏がまたテクニカルでカッコ良い。
3-8th Commandment (エイス・コマンドメント)
イントロのギターからシビレるスピードメタルナンバー。ライブでも定番。初期の代表曲と言っていい。キーボードの存在もしっかり。
4-Replica (レプリカ)
悲しいメロディが特徴のスローバラードだが、中盤は曲調が変化しミドルテンポのメロディアスなロック調になる部分も。
5-Kingdom For A Heart (キングダム・フォー・ア・ハート)
イントロからキーボード満載のスピードメタルナンバー。メロディもしっかり練られており、サビはキャッチーで耳に残る。テクニカルなソロも健在。
6-Fullmoon (フルムーン)
初期の代表的な曲。序盤は悲しげなピアノの旋律から始まる静かな曲調だが、途中からメロディックなメタルへと変化していく。
サビはライブでも定番の掛け声で非常に盛り上がる。
7-Letter To Dana (レター・トゥ・ダナ)
フルートのメロディから始まるスローバラード。これは全編通してのバラード。
8-Unopened (アンオープンド)
キーボードの活躍度の高いアップテンポなナンバー。ソロも相変わらずカッコ良すぎ。海外ではこれがシングルカットされたが、納得の良さ。
9-Picturing The Past (ピクチャリング・ザ・パスト)
キーボード弾きまくりでメロディアスなイントロのスピードメタルナンバー。
10-Destruction Preventer (ディストラクション・プリヴェンター)
イントロのキーボードが特徴のメロスピチューン。ギターとキーボードのソロプレイも流石。7分を超える曲だが、あっという間。
11-Mary-Lou (メリー・ルー)
日本盤ボーナストラック。メロディアスなスピードチューン。ギターのリフがなかなか◎。これがボーナストラックでいいのか、と言うほどの秀曲。当時それだけ良い曲が出来まくっていたということが言える。
SUCCESSOR (サクセサー) (Mini/2000)

カバー曲や未発表曲などが収録されたミニアルバム。また1stアルバムからライブバージョン4曲も収録。これは2000年6月、地元フィンランドのロックフェスティバルでの音源。なお専任のキーボード・プレーヤーとしてミッコ・ハルキンが加入している。
1-Fullmoon (edit)(フルムーン エディット・ヴァージョン)
1stアルバム収録のエディットバージョン。オリジナルとの違いは大幅に短縮されたイントロ。
2-Still Loving You (スティル・ラヴィング・ユー)
SCORPIONSの代表曲をカバー。原曲は全編通して暗いムードのバラード曲だが、ここではソナタらしく後半はパワーメタルアレンジしている。一聴の価値あり。
3-I Want Out (アイ・ウォント・アウト)
HELLOWEENの名曲のカバー。原曲から大きな変化はないが、それでもソロは多少アレンジしており、キーボードを前面に出したところはソナタらしい。
4-San Sebastian (サン・セバスティアン)
ソナタ歴代で最速と言っていいスピードメタルナンバー。ソロの壮絶な速弾きはたまらない。速いがメロディもしっかり作られている秀曲。後に2ndアルバムに収録されるが、そちらは多少アレンジしなおされている。
5-Shy (シャイ)
全体を通して非常に静かな物悲しいスローバラード。間奏のアコースティックギターも良い味を出している。フルレンスアルバムには未収録。
6-Replica (live) (レプリカ ライヴ)
1stアルバム収録曲のライブバージョン。あまり良い音質とは言えず、歌声が聴きとりづらく、ボリュームのバランスが悪い印象。大きなアレンジはないか。
7-My Land (live) (マイ・ランド ライヴ)
1stアルバム収録曲のライブバージョン。前曲からの続きで演奏されているが、なぜかバランスはこっちのほうがマシ。
8-Unopened (live) (アンオープンド ライヴ)
1stアルバム収録曲のライブバージョン。日本盤ボーナストラック。イントロはギターとキーボードの静かな演奏が追加されている。しかもテンポも少し速い。サビの高音部を1オクターブ低く歌っているのは残念。ライヴでハイトーンをキープし続けるのは難しいのか、これはよくやる。ソナタに限らず・・・。
9-Fullmoon (live) (フルムーン ライヴ)
1stアルバム収録曲のライブバージョン。日本盤ボーナストラック。今や定番となっている会場全体でのサビの合唱(Runaway×3)がないのは寂しく感じる。トニー・カッコの声がひっくり返っているところがあるのは御愛嬌。
SILENCE (サイレンス) (2nd/2001)
最高傑作と名高い2ndアルバム。速い曲かバラード曲かという分かりやすい構成。速い曲でもトゲトゲしさがなく、柔らかなサウンドとなっている点も聴いていて爽快な気分になれる要因だろう。キーボードの存在感が1stアルバム以上に大きい点も嬉しい。高揚感があり、明るいメタルナンバーが並んでいる。捨て曲なし。メロディックスピードメタルの超名盤。彼らの人気を決定付けた一作。なお、ベーシストはマルコ・パシコスキーに交代している。再発盤も発売されており、リマスター盤の限定盤にはオリジナルアルバム未収録曲と12曲目のWolf & Ravenの2008年ヴァージョンが追加されている。
1-...Of Silence (オブ・サイレンス)
アルバム全体のイントロダクションともいうべきインスト。
2-Weballergy (ウェブアレジー)
ソナタらしいメロスピチューン。歌メロもキャッチーで良い。キーボードも全開フルスロットル。間奏のユニゾンもクール。因みにタイトルは造語。ウェブアレルギー。(英語的な発音ではウェバラジー)
3-False News Travel Fast (フォールス・ニュース・トラヴェル・ファスト)
疾走感溢れるスピードメタルナンバー。途中で変調する展開がカッコ良い。ギターのリフがクールで、サビはとてもキャッチー。
4-The End Of This Chapter (ジ・エンド・オブ・ディス・チャプター)
7分を超えるスローチューン。ピアノの伴奏が美しい。頭のおかしい男の間違った恋愛を歌ったもの。6つの章に分けられているが、曲調自体が大きく変化するわけではない。
5-Black Sheep (ブラック・シープ)
イントロから全開のキーボードが前面に出たメロスピナンバー。大衆性すら感じるキャッチーなメロディで耳に残る。高揚感があり、明るい雰囲気もある。
6-Land Of The Free (ランド・オブ・ザ・フリー)
間奏の掛け声(ヘイ!ヘイ!)が印象的なスピードメタルチューン。ソロではギター、キーボード共に弾きまくり。サビのコーラスもキャッチーで良い。
7-Last Drop Falls (ラスト・ドロップ・フォールズ)
涼しげな空気感のスローバラード。ラブソング。
8-San Sebastian (revisited) (サン・セバスティアン リヴィジテッド)
ミニアルバムにも収録された曲のリヴィジテッドバージョン。ソナタ史上最速のメタルナンバー。オリジナルよりもまとまったサウンドになっている。ソロは本当に鳥肌モノ。このアルバムに伴うツアーでは演奏されずに批判が相次ぎ、その後はライブの定番に。
9-Sing In Silence (シング・イン・サイレンス)
静かなイントロのスローチューン。パワーバラードに近い。ドラッグ中毒を歌った悲しい内容。
10-Revontolet (レヴォントゥレット)
ギタリスト泣かせのインスト。曲はそこまで速くはないが、非常にテクニカルなプレイとなっている。タイトルはフィンランド語でオーロラを意味する。
11-Tallulah (タルラー)
涙もののバラード。非常に良い曲で、悲しい内容のラブソング。
12-Wold & Raven (ウルフ・アンド・レイヴン)
アグレッシブで激しいメタルナンバー。歌い方も荒々しいが、サビはしっかりとしたメロディラインがある。PVも制作された。
13-Respect The Wilderness (リスペクト・ザ・ウィルダーネス)
日本盤ボーナストラックのスピードメタルチューン。ポジティヴで明るさを感じる。イントロからキラキラのキーボードとギターのリフのコントラストが非常にカッコ良い。サビはフックがあり、ボーナストラックにはもったいないほど良い曲。
14-The Power Of One (ザ・パワー・オブ・ワン)
11分を超える大作。静かなムードから、ヘヴィメタルになり、また静かになり、さらにスピード感あるメタルと、次々と展開するため飽きない。
WINTERHEART'S GUILD (ウィンターハーツ・ギルド) (3rd/2003)

前作の流れを継承しつつ、新しいタイプの曲も試みた3rdアルバム。速い曲が多いが、ミドルテンポのヘヴィでダークなメタルチューンもある。なお、キーボードプレーヤーには新たにヘンリク・クリンゲンベリが加入したが、このアルバムのレコーディングには参加していない(ただし歌詞カードの中の写真には写っている)。基本的にはトニー・カッコが弾いているが、STRATOVARIUSのイェンス・ヨハンソンが4曲ソロで参加している。高速のキーボードソロが聴ける。
1-Abandoned, Pleased, Brainwashed, Exploited (アバンダンド、プリーズド、ブレインウォッシュド・エクスプローテッド)
アルバムの冒頭を飾る曲からソナタ節全開のスピードメタルナンバー。キーボードのサウンドも煌びやかさを演出している。ただ、サビの盛り上がりは若干弱いか。
2-Gravenimage (グレイヴンイメージ)
ピアノが美しい静かな落ち着いた雰囲気で始まる。途中で変調し、スピードメタルの部分もある。
3-The Cage (ザ・ケージ)
ライブの最後を飾るのが定番の疾走曲。イントロからキーボード弾きまくりが気持ちいい。ボーカルのメロディラインは不思議な部分も。イェンス・ヨハンソン参加。
4-Silver Tongue (シルバー・タン)
アップテンポのメタルナンバー。サビは非常にフックがあり耳に残る。大衆性もあり、シングルカットするのに適している。こちらもキーボードソロでイェンス・ヨハンソンが参加。
5-The Misery (ザ・ミザリー)
スローバラード。ソナタらしい叙情的で悲しげな曲。
6-Victoria's Secret (ヴィクトリアズ・シークレット)
清涼感のあるピアノ伴奏が美しいスピードメタルナンバー。痛快な速弾きキーボードソロはイェンス・ヨハンソンが担当。次の曲と繋がる終わり方。因みにフィンランド国内で1位を獲得した。
7-Champagne Bath (シャンペン・バス)
心地良いキーボードが響くスピードチューン。サビの盛り上がりはイマイチか。テクニカルなキーボードソロはイェンス・ヨハンソン。
8-Broken (ブロークン)
新しいタイプの曲。スローテンポのヘヴィなナンバー。リフも重い印象。こういう曲があってもいいとは思うが、シングルにするのは疑問が残る。こういう方向性をメインでやっていくのかと不安にする判断ではある。
9-The Rest Of The Sun Belongs To Me (ザ・レスト・オブ・ザ・サン・ビロングス・トゥ・ミー)
日本盤ボーナストラック。ソナタらしいキャッチーな疾走曲。ソロはギターとキーボードのユニゾンが爽快。
10-The Ruins Of My Life (ザ・ルーインズ・オブ・マイ・ライフ)
静かで怪しげなイントロだが、すぐにスピードメタルチューンへと変化する。後半突然テンポが変わる。終わり方がちょっと雑。
11-Draw Me (ドロー・ミー)
静かなスローバラードナンバー。なんとも悲しげなメロディが涙を誘う。
TAKATALVI (タカタルヴィ) (Mini/2003)

ミニアルバム。4曲は「Successor」収録曲の再収録。バージョンも全く同じ。「Successor」が生産中止になったこともあり、ここに改めて収録された。残り3曲のうち1曲はカバーで、2曲は3rdアルバムに収録されなかった未発表曲。さらにエンハンスト仕様となっており3rdアルバム収録の「Broken」の日本でのライブ映像が見られる。
1-San Sebastian (サン・セバスティアン)
「Successor」と同じバージョン。
2-The Gun (ザ・ガン)
新録。ヘヴィなリフが特徴のアップテンポのメタルナンバー。曲はけっこう良い。キーボードの貢献度も大きく、「らしくないから」という理由もあって、3rdアルバムから外れたらしいが、実はけっこうソナタらしい1曲。
3-Still Loving You (スティル・ラヴィング・ユー)
「Successor」と同じバージョン。こういうカヴァーは素晴らしい。
4-Shy (シャイ)
「Successor」と同じバージョン。
5-Dream Thieves (ドリーム・シーヴス)
新録。アグレッシブなスピードメタルナンバー。歌詞に初めてFxxkという言葉を使ったとのこと。
6-I Want Out (アイ・ウォント・アウト)
「Successor」と同じバージョン。これは個人的にはカヴァーよりも、やっぱりオリジナルが良い。
7-Fade To Black (フェイド・トゥ・ブラック)
新録のMETALLICAのカバー。ダークでヘヴィな印象のスローチューン。オリジナルに忠実な部分が多い
RECKONING NIGHT (レコニング・ナイト) (4th/2004)

前作の時点で一応メンバーとなっていたヘンリクがレコーディングから参加した4th。前作までの流れを継いでいる面もあるなかで、新たな側面をより進めようという狙いも見える。歌メロが初期に比べて若干弱くなっているという不安も多少ある。ただ、それでも間違いなくソナタ・アークティカの作品である。ここまでは…。因みに今までは曲作りは全てボーカリストでリーダーのトニー・カッコが担当していたが、初めて、1曲だけではあるがギタリストのヤニ・リマタイネンが作詞作曲した。これがまた実にソナタらしい爽快なメロスピナンバー。なお、初回盤にはメモリアルフォトコレクションが封入されており、来日公演(首都圏公演のみだが)の写真とセットリスト、過去のフルレンスアルバム発表当時のグループショット、そしてメンバーそれぞれのサインとアップの顔写真が掲載されており、ファンには嬉しい特典となっている。
1-Misplaced (ミス・プレイスド)
1曲目に相応しい疾走曲。彼ららしいメロディ、展開と良い意味で期待通りの曲。キーボードの存在が若干抑え気味ではあるが、後半にしっかりと見せ場を持ってくるところはさすが。
2-Blided No More (ブライデッド・ノー・モア)
ミドルテンポのヘヴィなナンバー。アルバム全体の流れのなかでこういう曲も必要だとは思うが、2曲目というのはどうなんだろう・・・。
3-Ain't Your Fairytale (エイント・ユア・フェアリーテイル)
ソナタらしいメロスピナンバー。サビは盛り上がり、歌メロにもフックがあり耳に残りやすい秀曲。
4-Reckoning Day, Reckoning Night... (レコニング・デイ、レコニング・ナイト)
静寂のなかでのピアノの旋律が北欧らしい冷たさを感じるインストゥルメンタル。
5-Don't Say A Word (ドント・セイ・ア・ワード)
シングルカットされたスピードメタルナンバー。冷たいピアノのメロディが良い。ソロがまた非常にカッコ良い。サビでテンポを落とす展開はソナタにしては珍しい。PVも制作された。
6-The Boy Who Wanted To Be A Real Puppet (ザ・ボーイ・フー・ウォンテッド・トゥ・ビー・ア・リアル・パペット)
幻想的なコーラスで始まるイントロからヘヴィなリフへと展開するミドルテンポのメタルチューン。ヘヴィな曲になるかと思いきや、キーボードのサウンドで実に彼ららしい曲になっている。5曲目と同様にピアノの冷たい旋律が個人的にすごく好き。
7-My Selene (マリ・セリーヌ)
ヤニ・リマタイネンが作曲したキャッチーなメタルナンバー。これがシングルカットされても良いくらいの曲。アップテンポでキーボードの清涼感あるサウンドもあいまってとても爽快。
8-Wildfire (ワイルドファイア)
語りのSEの後にスピードディーでアグレッシブなサウンドに繋がるメタルナンバー。サビの盛り上がりはまずまず。タイトル通りワイルドな印象の曲。
9-White Pearl, Black Oceans... (ホワイト・パール、ブラック・オーシャンズ)
8分を超える長尺。スローテンポの落ち着いた展開で始まる。途中で変調しテンポアップする。長さを感じさせない作りになっている。サビのコーラスは心地良い。
10-Shamandalie (シャーマンダライ)
ミドルテンポでしっとりとしたナンバー。ヘヴィではなくキーボードサウンドが爽やかな印象にしている。
11-Wrecking The Sphere (レキング・ザ・スフィア)
日本盤ボーナストラック。イントロからキーボード全開のメロスピチューン。
12-Jam (hidden track) (ジャム ヒドゥン・トラック)
不思議なリズムをリラックスした雰囲気でジャムしている、一応隠しトラック。ただ日本盤ブックレットにはっきりとhidden trackと載せてしまうとは。
FOR THE SAKE OF REVENGE(フォー・ザ・セイク・オブ・リヴェンジ)(1st Live DVD/2006)

2005年2月5日に渋谷-AXで行われたライブが収録されたDVD。過去、ライブCD(2001年の初来日公演時のもの)は発売されているが、DVDは初。ライブ本編以外にも特典映像としてツアードキュメンタリーやフォトギャラリー、バイオグラフィー、ディスコグラフィー等も収められたファン必携のDVD。因みにこの日本ツアーの最終公演である札幌のライブは私も行きました!(そのライブリポートは・・・準備中です。)
- Prelude For Reckoning
- Misplaced
- Blinded No More
- Fullmoon,extract from White Pearl, Black Oceans
- Victoria's Secret
- Broken
- 8th Commandment
- Shamandalie
- Kingdom For A Heart
- Replica
- My Land
- Black Sheep
- Sing In Silence
- The End Of This Chapter
- San Sebastian
- The End Of This Keyboard / sing along
- Gravenimage
- Don't Say A Word
- The Cage
- Vodka / hana nagila - sing a long
- outro Draw Me